NEWS

ニュース

トップ
   
ニュース
   
2014年度シーズン・フォトギャラリー『日本選手権・克己編』

2014年度シーズン・フォトギャラリー『日本選手権・克己編』

2015/02/26

いつも御声援、誠にありがとうございます。
2014年度シーズンをフォトギャラリー形式で振り返る恒例の企画もいよいよ最終回。
それでは日本選手権・克己編をご覧ください。


 
『絆』を持って己に克ったNEC戦
勇躍、迎えた日本選手権。
大学選手権決勝のノーサイド直後、
日本選手権に向けPR森川は次のような意気込みを吐露していた。
今シーズンは昨年度の日本選手権で、トヨタ自動車さんに負けたところから始まっているので、
そこに対して全員が本気で取り組んできたことを、学生チャンピオンとしての誇りを持って、
トップリーグにチャレンジしたいと思います。」
2月8日、それが現実のものとなる。
NECの誇るラトウ、ナドロの世界最高峰のスター選手や
ジャパンの司令塔・田村選手らを向こうに回し、キックオフ早々より、堂々対峙。
前半はDFの連携ミスから2トライを献上するも、
我慢のラグビーで17対17と乗り切り、勝負の行方は後半戦へ。
後半は一転、天候も回復し始めると、次第に赤いジャージが多くの時間帯を支配し始める。
SO松田を中心としたゲームメイクで敵陣に歩を進めると、
FWも一歩一歩前進。着実にPGで加点すると、勝負を決めたのはWTB尾崎であった。
SH流の絶妙のキックをインゴールでグランディング!
ついには追いすがるNECに引導を渡し、打倒TLを成し遂げた。
スタンドの控え部員、ファン、関係者が一体となった『絆』と、
我慢の時間帯を制し、己に克った一戦であった。

決戦前日。濃密な前日練習を“愉しんだ”142名の赤き戦士たち
決戦前日。ジャージ授与式。
岩出監督がその想いを託し、“赤い鎧”を塩で清める。
集中し切った表情でその様子を見つめる部員たち。
決戦への覚悟は固まった。
覚悟完了。あとは出し切るのみだ。
 
その大きな背中が垣い間見えた東芝戦

確かにその背中は、垣い間見えていた。
後半27分。
帝京はラインアウトからFWで前進。
この日攻守に“神がかった”CTB濱野が前進し、ラックからSH流-SO松田が想いをつなぐと、
この3年間で50度以上、相手ゴールを切り裂いた男・磯田が決める。

10分後。
さらにはこぼれ球を濱野が拾って前進。
またもやラックから流、松田、そして今度はPR森川も加わり再び磯田がダイブ。
そう長くはないかもしれないが、しかし確実に東芝の背中が垣い間見えた時間であった。
重が、濱野が、マルジーンが。その誰もが、今できる精いっぱいで80分間を楽しんだ。
直後の記者会見場。
指揮官はすべてを出し切った表情で、言葉を選ぶように振り返った。
今日の試合を経て、見えてきたものはたくさんあります。
その見えたものをしっかりと捉えて、次のチームはこれまで作ってきた財産を活かして
ほしいと思います。今日の4年生たちの頑張りをしっかりと受け止め、
さらなる大きな挑戦をしてくれることを期待しています」。
流主将が続ける。
「自分自身、キャプテンとして、このチームの先頭に立ってここまで来られたことは、
本当に誇りに思いますし、また何より一緒に苦しいことを乗り越えてきた仲間を誇りに思います。
そして、支えてくださったファンの方々やスタッフ・関係者の方々にも感謝を申し上げます。
これで今年度の帝京ラグビー部の試合は終わりますが、
また3年生以下がもっともっと進化を遂げたクラブを作り上げ、
進化していってくれると思いますので、
これからも応援をよろしくお願いします!」
その想いは託された。帝京大学ラグビー部の挑戦は、さらに続く。

ニュース一覧

アーカイブス