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関東大学対抗戦A・第6戦 明治大学戦

関東大学対抗戦A・第6戦 明治大学戦

2012/11/20

『全員で勝ち取った対抗戦2連覇』


11月18日(日)・秩父宮ラグビー場
○帝京大学(6勝0敗)45-20明治大学●(5勝1敗)


《帝京大学》
[FW]①森川⇒竹井 ②泉 ③出渕⇒古賀 ④李 ⑤マニング ⑥大和田 ⑦松永⇒坂手 ⑧イラウア⇒小瀧
[BK]⑨流⇒天野 ⑩中村 ⑪磯田⇒南藤 ⑫荒井(基) ⑬権 ⑭小野(寛)⇒森谷

《明治大学》※先発のみ
[FW]①石原 ②石沢 ③須藤 ④寺田 ⑤比果 ⑥大椙 ⑦竹内 ⑧堀江
[BK]⑨山口 ⑩染山 ⑪小澤 ⑫西村 ⑬猿楽 ⑭斉藤 ⑮高平



  【前半】  
対抗戦の優勝がかかる全勝対決となった対明治大学戦。重戦車FWで鳴らす相手だが、FW戦なら帝京としても負けられない。さらに、帝京、明治ともにここに来てのBK力の向上が光る。FW戦でどちらかが圧倒するような展開でなければ、勝負のカギはディフェンス力となろう。お互い気持ちの入った、献身的なタックルがどこまでできるかに注目だ。

立ち上がりは帝京が攻め込む。まずはFWで前進を図り、BKへと展開。SO中村のインゴールへのキックをWTB小野(寛)が追うが、惜しくも追い付かず。その後、ペナルティからピンチを招くが、明治のFW攻撃に対してしっかりと守る。

帝京の攻撃に対して明治も厳しいディフェンスをしてくるが、帝京の各選手は簡単には倒れず、しっかりと立ってボールをつなぐ。倒れても、1歩2歩と前に出て、相手のディフェンスを少しでも下げさせる。

試合が動いたのは13分。マイボールのスクラムからFWで縦を突き、相手ディフェンスを引きつけたところで、中村が突破してトライ。

その後、攻められる時間帯があるものの、PR森川らの好タックルで守る。相手のハイパントに対しては、この日、LOに入った李が再三にわたってナイスキャッチを見せ、チャンスを作る。しかもタックルされても倒れない。

途中出場のPR竹井の動きも光った。こぼれ球への働き掛けやボールを持っての前進、ディフェンス面でも好タックルが目立った。BKではCTB荒井(基)の動きがこの日も特筆。相手ディフェンスの動きを見て、抜け出せそうな穴を見つけると迷いなく走り込んでボールをもらって前進する。

お互いに一進一退の攻防を繰り広げ、前半は14-13で折り返すこととなったが、相手の吉田監督が試合後、「接点で立ち続けて前進を繰り返した帝京さんのパワーが、ボディブローのように効いていた」と漏らしたように、ピッチを引き上げるこの時点での互いの表情には明らかに差があるように見て取れた。

 


  【得点経過】  
【13分】帝7-0明
CTB中村がいい位置にキック。WTB小野(寛)がチェイスするも惜しくも追い付かず。明治の選手がインゴール手前で拾い、インゴールまで下げてグラウンディングしたため、キャリーバックに。帝京ボールの5mスクラムから、FWで縦を突く。No8イラウア-PR森川-FL松永-LO李-PR出渕-FL大和田-イラウアとつないで前進。ゴール前のラックからSH流-SO中村と渡り、中村が抜け出してトライ。ゴール成功。

【17分】帝7-3明
自陣10mライン付近で帝京がペナルティ。明治がPGを決める。

【20分】帝14-3明
明治のハイパントをLO李がナイスキャッチ。ラックになり、SH流からSO中村へ。中村がハイパントを上げる。誰も取れずにワンバウンドしたボールを、うまく走り込んできたLOマニングがキャッチして前進。サポートしていたCTB荒井(基)へパスし、そのままトライ。ゴール成功。

【25分】帝14-8明
帝京のペナルティで自陣22mライン内側から明治ボールのラインアウト。モールを押されて、トライを奪われる。

【37分】帝14-13明
帝京のペナルティで自陣22mライン内側から明治ボールのラインアウト。モールは止めるが、出たボールを相手SOがインゴールへキック。WTB小野(寛)が追うもボールがイレギュラーなバウンドをして拾えず、明治の選手が押さえてトライを奪われる。



  【後半】  
前半は1点差に詰め寄られハーフタイムを迎えたが、アタック、ディフェンスともにできは悪くない。失点は自らのペナルティで攻め込まれモールを押されてのもので、ディフェンスが大きく崩されていたわけではない。ハーフタイム、泉キャプテンからは「前半のことは忘れて、0-0のつもりで後半に臨もう」との声がかかる。

その声に応えるかのように、後半早々から帝京がペースをつかむ。FWで前進してBKで仕留めるといういい形での得点を重ねる。後半6分、8分とWTB磯田が連続トライ。6分のトライは、PR竹井、FL大和田、SO中村、No8イラウア、LO李らの前進から、8分のトライは、イラウア、CTB荒井(基)らの前進から生まれた。

中盤、6点差に迫られるも、まったく慌てる様子はない。堅いディフェンスでしっかりと守る。中村が相手SOのハイパントキックに対してしっかりとチャージに行くなど、基本プレーを確実に続ける。

また、この日はスクラムにおける相手No8へのFL松永のプレッシャーもチームに大きく貢献。スクラム自体はけっして圧倒できていたわけではないものの相手No8がボールを持つやいなや、松永がスクラムからブレイクしてタックル。そのシーンが幾度となく繰り返され、ピンチを救う。

きついプレーも、全員が献身的にやり続ける。中村が誰もいないスペースにキックを蹴ると、WTB磯田、CTB権、FB竹田らがそのスペースへ全力で走り込む。ボールに追いついた明治の選手も、そのプレッシャーのために、タッチに蹴り出すのが精いっぱい。

ペナルティでゴール前まで攻め込まれる場面があるものの、全員が懸命にタックルに行き、相手FWを正面から受け止め、前進を許さない。少しずつ相手を下げるディフェンスをし、相手が孤立したと見るや人数をかけてタックル。LOマニング、WTB小野(寛)、HO泉らが一気にタックルし、相手のミスを誘う。

途中出場の選手も、ディフェンスに活躍。終盤に必死に前進を図る明治に対して、PR竹井、PR古賀、LO小瀧、FL坂手らが好タックル。終了間際の明治のアタックも、小瀧、坂手のふたりがかりのタックルでターンオーバー。SO森谷の飛距離の長いタッチキックで地域を挽回する。

最後までディフェンスの集中力は途切れず、45-20で帝京が対抗戦全勝対決を制し、対抗戦の2年連続優勝(対抗戦は同率で並んだ場合、並んだチームが同率優勝となる)を決めた。
対抗戦も残りは筑波戦を残すのみ。まずは今月25日に予定(詳細は後日発表)されているジュニア選手権で初の栄冠を勝ち取り、チーム一丸となってさらに結束し今後の戦いに備えたいところだ。

 


  【得点経過】  
【6分】帝19-13明
22mライン上で帝京ボールのラインアウト。ラックからPR竹井が持ち出して前進。HO泉-FL大和田とつなぎ、大和田が前進。さらに、SO中村、No8イラウア、LO李、LOマニングの前進でゴール前へ。中村が仕掛けて、WTB磯田へパス。磯田が相手ディフェンスを振り切ってトライ。

【8分】帝26-13明
キックオフのボールをNo8イラウアが拾って前進。ラックからSH流-SO中村-CTB荒井(基)と渡り、荒井が抜け出す。WTB磯田へとパスし、磯田が走り切ってトライ。ゴール成功。

【12分】帝26-20明
明治ボールのスクラムから、FW、BKとつながれ、CTBに抜け出されてトライを奪われる。

【18分】帝33-20明
SO中村の好キックにWTB磯田、CTB権、FB竹田らがプレッシャーを掛けに走る。明治はタッチに逃れるのが精いっぱい。22mライン付近から帝京ボールのラインアウト。No8イラウア-LO李とつなぎ、ラックに。SH流-SO中村と渡り、中村が前進。3人、4人と集まるディフェンスを一気にはずして抜け出し、トライ。ゴール成功。

【33分】帝38-20明
22m付近で帝京ボールのスクラム。帝京はBK展開のパスが乱れるが、なんとかキープ。LO小瀧が前進し、ラックになったボールをSH流からSO中村へ。中村が縦に抜け、横にも走ってディフェンスをかわしながら前進。そのままトライ。ゴール成功。

【35分】帝45-20明
相手のキックをWTB小野(寛)がチャージ。CTB荒井(基)が拾ってラックに。LO小瀧、PR竹井が前進し、さらにCTB権が縦を突いて前進。SO中村から、いい角度で走り込んできた荒井(基)へとパス。荒井がそのまま抜け出してトライ。ゴール成功。


《AFTER MATCH SAY》

■岩出雅之監督
「今日の試合は、ちょうど対抗戦6試合目でした。学生たちには、いまこの地点で持っている最大限のものを出して、次につながっていくゲームをしてほしいと言って送り出しました。現時点で、われわれにどれだけいいものがあり、どれだけ甘さがあるのか、そういうことが見えるようなゲームにしようということでした。ゲームの立ち上がりから、明治大学さんのコンタクト、タックルの強さに、今日はそう簡単には勝たせてもらえないだろうと感じました。スタンドからは、そこでどれだけ我慢強く戦えるか、そして、後半の勝負どころをどうやって自分たちのものにしていくのかと思って見ていました。スコアは離れましたが、とても厳しいゲームで、明治大学さんの気持ちというものを強く感じたゲームになりました。そうした、精神的な部分をお互いにしっかりと出せた試合だったと思います。
選手には、今日はこれまでの試合と違ってあえて少し力ませて試合に臨ませました。最初から、気持ちをフル回転させて戦うようにと思ってのことですが、前半は少し力が入りすぎていたところがあったように思います。ただ、後半のプレーを見ると、学生たちがゲームの中で覚醒してくれたのではないかと感じました。
今日は勝たせていただきましたが、また再戦が待っているのではないかと思っています。その再戦に向けて、今日の反省点を体にしっかりと刻み込んで、今後の練習に、そして残りの試合に備えたいと思います。」


■キャプテン・HO泉敬(4年)

「今日のゲームは気持ちの部分で、前半のホイッスルが鳴ったときから全力戦うということをテーマにして臨みました。明治大学さんの厳しいディフェンスがあり、なかなか切り開くアタックができなかったのですが、そこをしっかりと粘ろうと声掛けをする中で、後半はいいアタックができるようになり、結果的にこうした得点差になったのではないかと思っています。また、ディフェンスの面では、出場できない仲間の分まで、出ている選手は気持ちを込めて全力でタックルに行こうという話もしたのですが、22人がしっかりと気持ちを見せることができた試合だったと思います。結果に満足せず、今日出た課題を次へとつなげるために練習で克服していきたいと思います。けっしておごることなく、ひたむきに努力したいと思います。」

■途中ケガで退出も体を張ったプレーでチームを鼓舞した・PR森川由起乙(2年)

「FWとしては、明治大学さんの強力FW相手にしっかり戦えていたと思います。ただ、自分としては、ゲームが厳しくなってきた局面で抜けることになってしまい、悔しいです。もっと明治大学さんとの戦いを楽しみたかったです。前半、自分たちの動きが硬かったこともあり、判断ミスやコミュニケーションミスでペナルティを多く取られてしまったのはもったいなかったと思います。次の筑波大学さんは個人個人が強いチームなので、帝京としてはその個々の強さを全員でまとまって防ぎたいです。試合に出ている選手は、部員全体の代表だというプライドをもって試合に臨みたいと思います。」

■スクラムだけでなくフィールドプレーでも貢献・PR出渕賢史(4年)

「勝利できたことはすごくうれしいです。でも、スクラムでの8人のまとまりとか、姿勢といった、まだまだ足りない部分が明確に見えましたので、そこをスキルアップさせて、次へ向けてしっかり準備していきたいです。自分が積極的に前に出ることでチームも乗っていけると思うので、次はもっと前に出て、スクラムを圧倒したいと思います。」

■ハイパントを再三ナイスキャッチしチャンスを作った・LO李聖彰(3年)

「試合に勝てたことはすごくうれしいです。ただ、個人としてもチームとしても、いいプレーもありつつ、ミスも多く出てしまった試合だったので、そこをこれから反省して次につなげていけるようにしたいと思います。今日はLOでの出場でしたが、1年生のときはLOをやっていましたし、常にLOでも出場できるようにイメージしていましたので、特に変わった点はありませんでした。No8で出るときはボールに絡む場面が多くなりますが、LOはよりしっかりと走って体を当てて、いい球出しを手助けするという役割なので、そこは意識しました。ペナルティが多かったのは、試合中に自分たちでどれだけ修正できるかといういい勉強をさせてもらったと思っています。ここまできたら大きく変えることはできませんから、次も自分たちが積み上げてきたことをどれだけ出せるかが大事になってくると思います。」

■スクラムからの好タックルで何度もピンチの芽を摘んだ・FL松永浩平(4年)

「前半は接戦で、後半に粘り強く競り勝つことができたというのは、自分たちの強みを発揮できた証拠だと思いますので、そこは収穫だったと思います。ただ、前半は少し力が入りすぎたのか、ペナルティが多くなってしまいました。そこはメンタル面のコントロールの大切さを改めて学ばせていただいたと思っています。後半は力みも取れて、冷静にプレーできていたと思います。スクラムからのタックルは、ここ最近ずっと意識して練習してきたことだったので、成果が発揮できてよかったです。次も、自分たちのやってきたことを信じて、積み上げてきたものを発揮したいと思います。」

■相手ディフェンスをまとめてかわし、トライを量産・SO中村亮土(3年・ゲームMVP)

「前半、厳しい戦いになりましたが、そこで我慢強くプレーできたことが、後半のいい流れにつながったのではないかと思います。コミュニケーションミスで失点してしまった場面があったのは反省点です。SOはもともとやっていたポジションですし、CTBとそれほど違いがあるとも思っていないので、のびのびできました。思い切りよくできたと思いますし、思った以上に自由に動けたと思います。今日は、ゲームをコントロールしながら、自分の強みも出せたのではないかと思っています。前半にも後半にも、ゴール前まで迫られて苦しい時間帯がありましたが、そこで粘り強くディフェンスしたところはとてもよかったですし、チームとして技術面だけでなく、精神面でも成長できたかなと思っています。」

■鋭い読みでラインブレイクし、何度もチャンスを作った・CTB荒井基植(4年)

「今日は前半から思い切り行こうと言って臨みました。ペナルティで自分たちのリズムに乗れないところもありましたが、全員が一丸となってしっかりとゲインできていたところは日頃の成果が出たと思います。相手のディフェンスを見て、こういうアングルで行けばゲインできそうだと思っていたので、そのとおりにできて、抜け出すシーンを多く作れたのは自分でもよかったと思っています。次も、自分の得意のタックルを意識して、味方を勢いづけられるようなプレーができるようにしっかり準備したいと思います。」

■キックチェイスやチャージで献身的な走りを見せた・WTB小野寛智(4年)
「エリアマネジメントの部分では、前半、風下でよく我慢できたと思います。後半は、風上だったこともあり、エリアもしっかり取れて、敵陣でプレーする時間も多くなり、自分たちの強みを発揮できたと思います。ゴール前まで攻め込まれてもしっかりと我慢強くディフェンスできました。ただ、前半、自分のミスでトライを取られてしまったシーンがあったのは悔やまれます。あそこはしっかりとセービングしなければならない場面でした。基本プレーの大切さを改めて思い知らされ、いい勉強をさせてもらいました。また、後半に失点したのはコミュニケーションミスだと思うので、80分間、しっかり集中力を保ってコミュニケーションできるようにしたいです。次も勝利を目指して頑張りますが、勝利というのは自分たちがやるべきことをしっかりとやった結果として付いてくるものだと思いますし、結果だけを追いかけてしまうと、試合での集中力に欠けてしまうことがあるので、まずは目の前のプレーに集中して、一つ一つのプレーを大事にやっていきたいと思います。」


《PICK UP PLAYERS!》

想定外の経験を経てPRとしての幅を広げる
PR 古賀雄紀(3年生)
KOGA YUUKI

■今日はどんな気持ちで試合に臨んだのでしょうか。
「明治大学さんの強力なFWに負けないようにと思って臨みました。」

■振り返ってみてどうでしたか。
「相手うんぬんではなく、自分自身の明確な課題が見つかったゲームになりました。」

■課題というのはどういうところでしょうか。
「3番(右PR)として入ったのですが、チームにアクシデントが重なって、急遽、1番(左PR)の位置でスクラムを組むことになりました。自分の中で想定していなかったことだったので、少し緊張しました。」

■1番と3番とではスクラムが全然違うわけですね。
「もちろん、1番の位置で組めないわけではありません。ただ、やはり日頃やっていないことだったので、そこをしっかりと組めるように練習からやっていかないといけないと思いました。そこは課題だとわかり、1番でも3番でも組めるようにもっと努力したいと思いました。」

■しかも7人で組むことになりました。スクラムは二度あったと思いますが、組んでみた感触はどうでしたか。
「ややスクラムを受けてしまいました。1回目は落ちてしまいましたし、2回目も相手にプレッシャーを掛け切れず、いいボールを出させてしまいました。人数は言い訳にはなりませんから、次はもっとプレッシャーを掛けて、相手にいいボールを出させないようにしたいです。」

■短時間の出場で大きな課題が見えたというのは、いい収穫になりましたね。
「本当にそう思います。しっかり課題に取り組んで、仲間に信頼されるプレーヤーになれるように頑張ります。」

■フィールドプレーはどうでしたか。
「今日は時間も短く、タックル機会もあまりなかったのですが、今後はもっとすばやくリポジションして相手をしっかり倒すタックルを心掛けてやっていきたいです。」

■自身の一番のアピールポイントはどこですか。
「やはりスクラムです。1番でも3番でもしっかりと組めるようにしたいと思います。」

■PRとしての幅が広がりそうですね。
「(笑顔で)はい。そうなっていけるように頑張ります。」

■今後への意気込みを聞かせてください。
「次はおそらくジュニア戦の決勝戦になるかと思いますが、チームに活気が出るようなプレーをやっていきたいです。」

短時間の出場ながら、アクシデント続発で急遽、本職ではない左PRとしてくスラムを組むことになった。そのことを想定していなかった自分を反省し、今後の課題としたことは、古賀選手の今後のラグビーの幅を広げる意味でも大きな収穫になったはず。大きな成長を予感させるゲームとなった。普段はどちらかというと口数も多い方ではない職人肌の選手だが、インタビュー時にのぞかせてくれた穏やかな笑顔が表すように、たた5分程度の出場ながら、この経験は財産になったはず。帝京の3番は看板ポジションなだけに、彼のさらなる成長にも注目したい

 

《NEXT MATCH!》

関東大学対抗戦第7戦 対筑波大学(http://club.taiiku.tsukuba.ac.jp/rugby/
12月1日(土)秩父宮ラグビー場 14時キックオフ

過去の対戦成績:関東大学対抗戦19勝12敗(大学選手権2勝0敗)
[筑波大学の直近5戦]
9月16日  ○36-12 慶應義塾大学(関東大学対抗戦)
9月29日  ○97- 0  立教大学(関東大学対抗戦)
10月14日 ○26- 7  早稲田大学(関東大学対抗戦)
10月21日 ●27-31 明治大学(関東大学対抗戦)
11月 5日  ○78- 0  青山学院大学(関東大学対抗戦)
(文/木村俊太、写真/志賀由佳)
 

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