REPORT
レポート
REPORT
レポート
2013 関東春季大会 第4戦・明治大学戦
2013/06/10
「2013 関東春季大会 第4戦・対明治大学戦」
《帝京大学》
[FW]
【後半】【得点経過】
《 BRIEF REVIEW 》
Aチームでの公式戦初出場のメンバーが何人もいる中、さらにキャプテン中村、バイスキャプテン李が不在という布陣で臨んだゲーム。他人に頼らず、選手一人一人が自らに対してリーダーシップを発揮することが求められた。試合展開は、FL杉永、No8大和田、CTB権らの攻守両面にわたる好プレーなどで、帝京が終始圧倒。反省点も多く出たものの、一人一人が最後まで「自分の責任とは何か」を考え、試合で発揮することを意識し続けることができた一戦だった。
今日のAゲームは点差は開きましたが、帝京大学としては、もっともっと厳しさを出していける試合だったと思います。先週はトップリーグのチームとの対戦ということもあってか、練習に緊張感や厳しさが出ていたのですが、今週は疲れからかそれが続かず、練習の緊張感や取り組みに少し甘さがあったように思います。疲れがたまる時期ですが、どんな時にもどんな相手にも厳しい姿勢がでるように相手ではなく自分の目標への挑戦を目指して欲しいですね。
ただ、まだ春の段階ですし、いろいろなことを一度に消化することはできません。今はコンタクトゾーンでの激しさ、強さというところに焦点を当てていますが、今後はもう少し状況判断の部分にも意識をもっていってほしいと思います。自分で「こうだ」と勝手に決め付けてしまうと、状況判断は悪くなります。常に前を見て、相手と自分たちとの状況を見極めてプレーの選択をしてほしいと思います。 また、今日はキャプテン、バイスキャプテンが不在ということで、一人一人の『責任』ということが一つのテーマとなりました。自分の役割をきっちりとやり切るということです。結果としてそれができたかどうかということも大切ですが、最も重要なことは「個々が」自分の『責任』を意識したゲームを真剣勝負の場でできたことだと思います。そのことがきっとこの先に「チーム」として強いまとまりになってくるはず。チームワークに個々がサポートされるのはまだまだ先でいいからです。
最後になりますが、明治大学さんとは夏合宿に再戦予定がありますが、より力量アップして臨みたいと思います。そして、秋の対抗戦での本番を楽しみにしております。よろしくお願いいたします。」
Aチーム初出場とは思えないほど落ち着いたプレーを見せた。また、難しい角度からのゴールキックを右からも左からも決め、自身も「強み」と語るプレイスキックの正確さもアピールした。カウンターアタックでの状況判断などにさらに磨きがかかれば、秋には大きな戦力となる可能性を大いに秘めていると言えそうだ。
《 COLUMN 》
《 NEXT MATCH 》
(文/木村俊太、写真/志賀由佳)
6月9日(日)・百草グラウンド
○帝京大学 74-14 明治大学●
《帝京大学》
(1)森川⇒高田(2)坂手(3)深村⇒竹井(4)飯野(5)今村⇒町野(6)イラウア(7)杉永(8)大和田⇒服部
[BK]
(9)流⇒荒井(10)森谷(11)磯田(12)野田⇒大橋(13)権(14)前原(15)黒木⇒山崎
《明治大学》※先発のみ
[FW]
(1)勝木(2)太田(3)松波(4)比果(5)小林(6)大椙(7)田中(8)圓生
[BK]
(9)山口(10)長石倉(11)小澤(12)水野(13)末廣(14)成田(15)田村
【前半】【得点経過】
【前半】【得点経過】
【2分】帝5-0明
FWで前進後、WTB前原がさらに前進。ラックからのボールをSO森谷が仕掛け、抜け出してトライ。
【11分】帝10-0明
マイボールスクラムから展開。SO森谷からCTB権に渡り、権が抜け出してトライ。
【24分】帝17-0明
明治ボールのスクラムからのこぼれ球に、FL杉永がすばやく反応し、ターンオーバー。
ラックになるも、PR森川が拾って、抜け出してトライ。ゴール成功。
ラックになるも、PR森川が拾って、抜け出してトライ。ゴール成功。
【30分】帝17-7明
FWで攻められ、トライを奪われる。
【32分】帝24-7明
ゴール前5mのマイボールスクラムから、SH流-WTB前原へと渡り、前原が相手ディフェンスを弾き飛ばしてトライ。
ゴール成功。
ゴール成功。
【34分】帝31-7明
キックオフのボールをキャッチし、BKへと展開。WTB磯田に渡り、磯田が抜け出して独走してトライ。ゴール成功。
【37分】帝36-7明
WTB前原が前進。ラックになり、逆サイドへと展開。SO森谷からWTB磯田へと長いパスが通り、そのままトライ。
【後半】【得点経過】
【2分】帝43-7明
WTB磯田がステップを切りながら、大きく前進。ゴール前でつかまるも、FLイラウアにつないで、抜け出してトライ。
【9分】帝43-14明
ラインアウトモールを押され、トライを奪われる。
【22分】帝50-14明
ラックから出たボールをCTB大橋-SO山崎とつなぎ、山崎が抜け出してトライ。ゴール成功。
【27分】帝57-14明
ラックからのボールをSH荒井-SO山崎からFBに回っていた森谷へとパス。森谷が抜け出してトライ。ゴール成功。
【33分】帝64-14明
自陣深くのマイボールスクラム。BKに展開し、CTB権からWTB磯田へとすばやいパスが渡る。
磯田が抜け出し、走り切ってトライ。ゴール成功。
磯田が抜け出し、走り切ってトライ。ゴール成功。
【37分】帝69-14明
マイボールラインアウトから展開。CTB権が抜け出してトライ。
【40分】帝74-14明
相手のペナルティからクイックリスタートで展開。FB森谷が前進。ラックになるが、FL服部が抜け出してトライ。
《 BRIEF REVIEW 》
Aチームでの公式戦初出場のメンバーが何人もいる中、さらにキャプテン中村、バイスキャプテン李が不在という布陣で臨んだゲーム。他人に頼らず、選手一人一人が自らに対してリーダーシップを発揮することが求められた。試合展開は、FL杉永、No8大和田、CTB権らの攻守両面にわたる好プレーなどで、帝京が終始圧倒。反省点も多く出たものの、一人一人が最後まで「自分の責任とは何か」を考え、試合で発揮することを意識し続けることができた一戦だった。
《 AFTER MATCH SAY 》
■岩出雅之監督
「本日は多くの観客の皆さん(400名は越えていると思います)にお越し頂きとても嬉しく思います。ありがとうございました。今日から公式Facebookもスタートいたしましたのでご覧下さい。そして、明治大学の皆さんには春から真剣勝負ができ、今年の明治大学さんの激しさを感じさせて頂くことができました。Aチームだけでなく、BCDチームのゲーム、全てに良い練習ゲームになりました。ありがとうございました。今日のAゲームは点差は開きましたが、帝京大学としては、もっともっと厳しさを出していける試合だったと思います。先週はトップリーグのチームとの対戦ということもあってか、練習に緊張感や厳しさが出ていたのですが、今週は疲れからかそれが続かず、練習の緊張感や取り組みに少し甘さがあったように思います。疲れがたまる時期ですが、どんな時にもどんな相手にも厳しい姿勢がでるように相手ではなく自分の目標への挑戦を目指して欲しいですね。
ただ、まだ春の段階ですし、いろいろなことを一度に消化することはできません。今はコンタクトゾーンでの激しさ、強さというところに焦点を当てていますが、今後はもう少し状況判断の部分にも意識をもっていってほしいと思います。自分で「こうだ」と勝手に決め付けてしまうと、状況判断は悪くなります。常に前を見て、相手と自分たちとの状況を見極めてプレーの選択をしてほしいと思います。 また、今日はキャプテン、バイスキャプテンが不在ということで、一人一人の『責任』ということが一つのテーマとなりました。自分の役割をきっちりとやり切るということです。結果としてそれができたかどうかということも大切ですが、最も重要なことは「個々が」自分の『責任』を意識したゲームを真剣勝負の場でできたことだと思います。そのことがきっとこの先に「チーム」として強いまとまりになってくるはず。チームワークに個々がサポートされるのはまだまだ先でいいからです。
最後になりますが、明治大学さんとは夏合宿に再戦予定がありますが、より力量アップして臨みたいと思います。そして、秋の対抗戦での本番を楽しみにしております。よろしくお願いいたします。」
■ゲームキャプテン・CTB野田滉貴(4年)
「今日はゲームキャプテンとして、しっかり体を張っていこうと思って臨みました。アップのときなどは声を出してみんなを鼓舞するように心掛けましたが、自分はプレーの激しさで引っ張るタイプだと思っていましたし、自分があれこれ言わなくてもみんなの意識が高いので、激しさで示していくのが一番伝わるだろうと思っていました。ゲームキャプテンには自ら名乗り出ました。BKは中村(亮土)がいないと、4年生は自分だけですし、普段からリーダーシップを取ろうと思ってやってきました。プレーの面では、いいアタックができていたと思うのですが、精度の部分で細かい修正点もたくさんありましたので、そこは修正していきたいと思います。」
■ゲーム内で修正し、スクラムの安定に大きく貢献した・PR深村亮太(2年)
「今日はスクラムとディフェンスを自分の責任としてしっかりやろうと思って臨みました。スクラムは、最初は相手に合わせてしまったところがあって、しっかり組めていなかったのですが、組んでいく中で修正できたので、そこはよかったと思います。ディフェンスはやや甘いところがあったので、これからもっと練習して直していきたいです。明治大学さんとは去年も戦っているので、FWが強いというイメージを意識せずに、自分たちの形でできました。秋に向けて、スクラムをしっかり押し切れるように練習していきたいと思います。」
■スピードに力強さを加え、トライを奪取した・WTB前原巧(3年)
「今日は一人一人が厳しさを見せていこうという話をしていた中で、自分はどこまで厳しさを見せられるかと考えて臨みました。自分としては、プラス面とマイナス面の両方が見えた試合になったと思います。プラス面は、アタックに関して、FWで縦を突いたあとにあいたスペースをBKが攻めるというところで、WTBとして前を見て攻めることができたこと、マイナス面はブレイクダウンの激しさのところで、自分の課題であるパワープレーの部分がまだまだ足りなかったところです。キャプテン不在の中、リーダーがどこにでもいるという状態を作っていくことをみんなで意識しましたし、上級生としてまず自分たちが引っ張っていこうということも意識しました。今後は、強みであるスピードをさらに上げていきながら、今日のゲームで感じたパワー不足の部分を修正して、スピードに力強さを加えて、打倒トップリーグを掲げるチームにふさわしいプレーヤーになりたいと思っています。」
■力強さと好判断でナイスプレーを連発した・CTB大橋晋(4年)
「急遽入ることになりましたが、常にいつでも行ける準備をしているので、問題なくゲームに入ることができました。とにかくタックルをしっかりやろうと思って臨んだのですが、一つタックルをはずされてしまい、ここは反省点です。ただ、トータルとしては、日頃から意識している『厳しさを出す』というイメージを出せたのではないかと思っています。今後も自分たち4年生がリーダーシップを発揮していきたいです。個人としては、今日出た反省点を修正して、チームに貢献できるように努力していきたいと思います。」
《 PICK UP PLAYERS 》
公式戦初出場ながら、終始落ち着いたプレーを見せた
FB 黒木隆平(3年)
KUROKI RYUHEI
1993年3月21日生まれ
文学部教育学科
日向高校出身
身長180cm/体重84kg
■今日のゲームはどんな意識で臨んだのでしょうか。
「Aチームの公式戦は初めてだったのですが、自分のできることをしっかりと出し切ることを意識して試合に臨みました。」
■しっかりと出し切ることはできましたか。
「FBとして、カウンターの部分などまだまだ課題が見えましたが、落ち着いてプレーすることはできたと思います。」
■岩出監督からは「今日は合格点」という声がかかりました。
「(笑顔で)うれしいですが、まだまだレベルアップしていかなければと思っています。」
■難しい角度からのゴールキックを何本も決めましたが、キックは自身の強みの一つですね。
「はい。キックは自分の強みだと思っています。その他に、状況判断であったり、視野の広さといった部分にも自信をもってプレーしているつもりです。」
■今日はその強みを出せたという手応えはありますか。
「まだまだできる部分はあったと思っていますが、初めてのAチームでのゲームとしては、ある程度、しっかりできたのではないかと思います。」
■今後への意気込みを聞かせてください。
「これからも自分に厳しく練習に取り組んで、チームに貢献して、信頼されるプレーヤーになりたいと思います。」
《 COLUMN 》
―キャプテン不在のキャプテンシー―
この試合、メンバーを見てわかるとおり、キャプテン中村、バイスキャプテン李の名前がありません。チームを引っ張る二本柱がいない中、はたして誰がリーダーシップを取るのかと、不安と楽しみとを半分ずつ抱えての観戦となりました。
試合前にもらったメンバー表を見ると、CTB野田にキャプテンマークがついていました。あとで話を聞くと、自らゲームキャプテンを買って出たそうです。アップのときにも声を出していました。
ところが、この野田もアクシデントで前半30分のところで交替(記録上は「入替」)となってしまいました。キャプテン、バイスキャプテン、そして自ら買って出たゲームキャプテンまでいなくなってしまったのです。
普通なら、多くの選手が動揺して、チームがガタガタになってもおかしくないような状況です。
しかし、チームはまったくぶれませんでした。むしろ、集中力がさらに高まったようにも見えました。実際、前半残り10分の間に3トライを奪ったのです。後半も同様に得点を重ね、厳しいタックルをやり続けました。
岩出監督はこうおっしゃいました。
「今日のテーマは『責任』でした。キャプテン不在の状態で、一人一人がいかに自分の責任を果たすか。キャプテンに言われて何かをするのではなく、全員、自分がキャプテンのつもりで、自分自身に対して『やるべきことは何か』という指示をきちんと出せるようにということです。全員が自分にきちんと指示を出せれば、キャプテンは合図をするだけでチームは機能します。オーケストラの指揮者のような存在ですね。指揮者の役割は大きいですが、演奏の良しあしは、実際に演奏する人たちがいかに自分の役割をまっとうするかにかかっています。」
そして、選手もこの「責任」を意識してゲームに臨んでいました。
「キャプテンがいないときこそ、自分たち4年生がキャプテンシーを発揮していこうと思っていました。」(CTB大橋)
「リーダーがどこにでもいるという状況を作っていこうと、みんなで意識していました。」(WTB前原)
「この一週間、練習から一人一人がリーダーシップをもって取り組むことを課題としてやってきました。ゲームでも、自分の心にしっかりとリーダーシップをもてたと思います。」(FB黒木)
「自分としては、スクラムといタックルを自分の『責任』として、そこをしっかりとやっていこうと思っていました。」(PR深村)
「リーダーがどこにでもいるという状況を作っていこうと、みんなで意識していました。」(WTB前原)
「この一週間、練習から一人一人がリーダーシップをもって取り組むことを課題としてやってきました。ゲームでも、自分の心にしっかりとリーダーシップをもてたと思います。」(FB黒木)
「自分としては、スクラムといタックルを自分の『責任』として、そこをしっかりとやっていこうと思っていました。」(PR深村)
普通に考えれば、キャプテン不在は「ピンチ」と捉えられるでしょう。しかし、帝京の選手たちは、誰もそんなふうには捉えていませんでした。むしろ「自分たちの中にキャプテンシーを植え付けるチャンスだ」と捉え、練習から全員がキャプテンシーをもつ意識をもって取り組んでいたのです。
「ピンチ」とか「チャンス」というのは、自分たちが下す評価とか解釈にすぎません。あるのは「キャプテン不在」という事実だけ。それを「ピンチ」ととるか、「チャンス」ととるかは自分次第だったのです。
帝京の選手たちは、この一見、苦しそうな状況を、自分たちが成長できる「チャンス」と捉えました。そして、その成長を「ぶれないプレー」という形で見せることができたのです。
《 NEXT MATCH 》
関東大学春季大会 第5戦・対東海大学戦
6月23日(日)百草グラウンド
13時キックオフ
13時キックオフ
なお、試合後に来場者参加イベント「FEEL TEIKYO RUGBY 2013 at 百草」を開催します。
(文/木村俊太、写真/志賀由佳)
アーカイブス
- 2019年12月(1)
- 2019年11月(4)
- 2019年9月(3)
- 2019年8月(2)
- 2019年6月(3)
- 2019年5月(3)
- 2019年4月(1)
- 2019年1月(1)
- 2018年12月(2)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(3)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(3)
- 2018年6月(2)
- 2018年5月(2)
- 2018年4月(1)
- 2018年1月(2)
- 2017年12月(1)
- 2017年11月(4)
- 2017年10月(2)
- 2017年9月(2)
- 2017年8月(3)
- 2017年6月(3)
- 2017年5月(3)
- 2017年1月(3)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(3)
- 2016年10月(2)
- 2016年9月(2)
- 2016年8月(3)
- 2016年6月(3)
- 2016年5月(3)
- 2016年4月(1)
- 2016年2月(1)
- 2016年1月(2)
- 2015年12月(4)
- 2015年11月(3)
- 2015年10月(2)
- 2015年9月(2)
- 2015年8月(3)
- 2015年6月(4)
- 2015年5月(2)
- 2015年4月(2)
- 2015年2月(2)
- 2015年1月(2)
- 2014年12月(5)
- 2014年11月(2)
- 2014年10月(2)
- 2014年9月(2)
- 2014年8月(3)
- 2014年6月(4)
- 2014年5月(3)
- 2014年4月(2)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(2)
- 2013年12月(4)
- 2013年11月(3)
- 2013年10月(2)
- 2013年9月(2)
- 2013年8月(2)
- 2013年7月(1)
- 2013年6月(3)
- 2013年5月(5)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(3)
- 2012年12月(5)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(5)
- 2012年9月(2)
- 2012年8月(2)
- 2012年7月(1)
- 2012年6月(3)
- 2012年5月(3)
- 2012年4月(1)
- 2012年3月(1)
- 2012年2月(1)
- 2012年1月(2)
- 2011年12月(7)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(3)
- 2011年9月(3)
- 2011年8月(1)
- 2011年6月(4)
- 2011年5月(3)
- 2011年4月(1)
- 2011年2月(2)
- 2011年1月(2)
- 2010年12月(3)
- 2010年11月(2)
- 2010年10月(3)
- 2010年9月(1)