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第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会・決勝 東海大学戦

第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会・決勝 東海大学戦

2017/01/10

1月9日(月・祝)・秩父宮ラグビー場
○帝京大学33-26東海大学●


《帝京大学》
[FW]
(1)西⇒渋谷(2)堀越(3)垣本⇒平井(4)金(嶺)⇒ロガヴァトゥ(5)姫野(6)飯野(7)亀井(8)マクカラン
[BK]
(9)小畑⇒末(10)松田(11)竹山⇒元田(12)金村(13)矢富(14)吉田(15)尾崎
 
《東海大学》※先発のみ
[FW]
(1)三浦(2)大塚(3)渡邉(4)李(5)ロバーツ(6)磯辺(7)田澤(8)タタフ
[BK]
(9)湯本(10)眞野(11)藤崎(12)鹿尾(13)池田(14)平尾(15)野口
 
【前半】【得点経過】
【5分】帝0-7東
ラインアウトから攻められ、トライを奪われる。
 
【16分】帝0-14東
スクラムを押し込まれ、トライを奪われる。
 
【33分】帝7-14東
ラインアウトから連続攻撃。ラックからSH小畑-SO松田と渡り、松田がインゴールへキック。No8マクカランが追い付いて、押さえてトライ。ゴール成功。
 
【38分】帝14-14東
ターンオーバーから連続攻撃。ラックからSH小畑-CTB金村-CTB矢富と渡り、矢富が抜け出してトライ。ゴール成功。
 
 
【後半】【得点経過】
【1分】帝14-19東
パスをインターセプトされ、走られ、トライを奪われる。
 
【14分】帝19-19東
ドロップアウトをキャッチして連続攻撃。LO姫野が大きく前進。ラックからSH小畑-CTB矢富と渡り、矢富が抜け出してトライ
 
【22分】帝26-19東
LO姫野、SO松田が大きく前進。ラックからSH小畑-FL飯野-No8マクカラン-WTB吉田と渡り、吉田が抜け出してトライ。ゴール成功。
 
【27分】帝33-19東
ラインアウトから展開。ラックからSH末-SO松田と渡り、松田がインゴールへキック。WTB竹山が相手ディフェンスとともに追いかけ、竹山のグラウンディングが認められ、トライ。ゴール成功
 
【34分】帝33-26東
スクラムを押し込まれ、トライを奪われる。


 
《BRIEF REVIEW》
大学選手権8連覇をかけた決勝戦の相手は昨年に続き、東海大学。前日から雨が降り、午前中も小雨が残る天候。グラウンド状態は水が浮くほどではないものの、かなりぬかるんだ状態でのキックオフとなった。開始早々、緊張からかコミュニケーションミスで自陣ゴール前での相手ボールスクラムとなってしまう。一度は耐えるも、組み直しで押し込まれ、ペナルティを与えてしまう。ラインアウトから攻められ、先制点を許してしまった。その後もゴール前でのスクラムがあるが、ここはFW陣の頑張りでしっかりと耐える。さらにスクラムとなり、押し込んで奪ったように見えた場面もあったが、組み直しになり、最後は押し込まれてトライを献上。帝京は14点のビハインドを負ってしまう。その後も攻め込まれるシーンがあるが、それでも帝京は落ち着いてディフェンスして守る。FB尾﨑、FL亀井らの好判断からのターンオーバーなど、ディフェンスからチャンスを作っていく。33分、SO松田がインゴールへキック。No8マクカランが追い付いてトライ。反撃ののろしを上げる。さらにLO姫野のディフェンスでターンオーバーしてチャンスメイク。FWでの攻撃ののち、BKに展開し、CTB矢富がトライ。前半を14-14の同点で折り返した。後半早々もミスで失点してしまう。インターセプトからトライを奪われ、14-19。しかし、ここから帝京の時間帯になる。得点に至らないまでも、敵陣でのプレー時間が長くなる。14分、CTB矢富のトライで同点に追いつくと、22分、WTB吉田のトライで逆転。この試合初めて帝京がリードを奪う。さらに27分、SO松田のキックに追いついたWTB竹山がトライ。その後、スクラムトライを献上し、7点差となるが、最後の相手の猛攻も守り切りノーサイド。帝京が大学選手権8連覇を達成した。なお、この勝利で1月21日からの日本選手権への出場権も獲得した。

 
 
《POST MATCH INTERVIEW》 
■岩出雅之監督
「よかったです。ホッとしました。今シーズンの東海大学さんはとてもすばらしいチームとして完成されていたと思いますし、その点に敬意を表したいと思います。それだけに、とても気持ちの入った準備をして今日の試合に臨むことができました。スクラムに関しては、我々の方がこれまでとは違って強力な武器になるほどではありませんでした。PR陣はとても奮起していましたので、それに応えてあげたいという思いからメンバーチェンジのタイミングが少し遅れてしまい、スクラムトライを取られましたが、あまりスクラム練習に時間を割いて来れなかったなかで、とても頑張ってくれたと思っています。試合の中でノックオンやインターセプトなど、いくつかキーとなる場面でミスをしてしまい、失点につながりましたが、我々が崩されて取られたのはスクラムトライだけだったと思っています。そういう意味では、東海大学さんの強みの部分も出ましたし、我々の強みも出たゲームだったと思います。今は、うれしさと同時に学生たちのたくましさを感じています。しぶとい選手たちを誇りに思えるゲームを見せてもらいました。指導者としてとてもうれしく思います。ラグビー界では『8連覇』というのはとても重い数字だと認識しています。その重みに恥じないチームになるように今後も努力をしていきたいと思いますし、他のさまざまな大学とともに強くなっていけるように、そしてグラウンドの内外で多くのチームの見本となっていけるように、学生たちの成長を促していきたいと思います。楽しみは人の行動を変えます。今日は痛みもダメージも楽しんで来るようにと言って、送り出しました。そのとおりに、厳しい展開をも楽しんでくれたように思います。次は日本選手権ですが、報道によれば学生が出場できるチャンスは今年が最後になるかもしれないとのこと。しっかりとこれまでやってきたことを出し切れるように、チャレンジしていきたいと思います。」

 
■仲間のために、自分のやるべきことをやり切る・LO金嶺志(4年)
「うれしいの一言が、今の正直な気持ちです。今シーズンは、リザーブからの出場も多かったのですが、リザーブでもスタートでも自分のやるべきことをしっかりやるという気持ちで戦ってきました。今日はスタートで出させていただき、まずは仲間のために、自分のやるべきことをやり切ろうと思って臨みました。また、東海大学さんに自分の高校の同級生(LO李昇剛選手)がいたので、彼と同じ背番号を付けて同じ舞台に立てたこともとてもうれしかったです。今日は厳しい時間帯もありましたが、この1年間、積み上げてきたものをしっかりと出し切ることができ、80分間自信を持って戦えたので、この結果につながったと思っています。後輩たちは来年、9連覇という目標を掲げると思いますが、その目標に向かって、しっかり努力していってほしいと思います。日本選手権では非常にレベルの高い相手との対戦になりますが、この1年間やってきたことをすべて出し切りたいと思います。」

 
■みんなを笑顔にできたことがうれしい・LO姫野和樹(4年)
「メンバー、そしてメンバー外の仲間のみんなを笑顔にできたことが素直にうれしいです。この舞台に立てるのは23人だけなので、出られない仲間の分まで、80分間、楽しもうと思って試合に臨みました。序盤、東海大学さんの力強いFWに苦しめられましたが、そこはタフに戦いつづけようと思っていました。それができたことが、この結果につながったと思っています。自分はケガで1年時はまったく出場できず、2年、3年時もリザーブとしてやってきましたが、そのときの悔しさ、もどかしさはやはりありました。でも、4年時にはその悔しさをエネルギー源にしていいトレーニングができましたし、この決勝戦にもつながったと思っています。春から、大学選手権8連覇と日本選手権優勝を目標に掲げてやってきましたので、ここからもう一つの目標に向かって、また一致団結してやっていきたいと思います。」

 
■ぬかるんだ足場で頑張ったフロントローに感謝・FL飯野晃司(4年)
「優勝できて、本当にうれしいです。その一言です。今日はFW、特にフロントローが頑張ってくれた試合だったと思います。結果として、2本、スクラムトライを取られたのですが、こちらが押していたシーンもけっこうありましたので、ぬかるんだグラウンド状況の中でいいプレーをしてくれたと思い、感謝したいです。後輩たちは9連覇を目標に頑張ってくれると思いますが、一つ一つの積み上げが自分の自信になって活きてくるということを僕自身も実感したので、そうした積み上げを大事にしていってほしいと思います。日本選手権の対戦相手はまだ決まっていませんが、僕は4月からサントリーさんに進む予定なので、個人的にはサントリーさんと戦ってみたいという気持ちはあります。ただ、相手がどこであれ、去年、パナソニックさんに敗れて悔しい思いをしたので、いい準備をして、今年はぜひ勝ちたいと思います。」

 
■帝京大学ラグビー部はまだまだ強くなる・SO松田力也(4年)
「8連覇できて、本当にうれしいです。また、みんなと喜びを共有できたこと、みんなの笑顔が見られたことを、心からうれしく思います。試合は、前半の立ち上がり、自分たちのミスで相手にチャンスを与えてしまい、14点のビハインドから始まりましたが、でも、自分たちのやってきたことをやり続ければ絶対に大丈夫だと思っていましたし、実際、前半の途中からはずっと帝京のペースで進めることができたので、トータルとしてはゲームコントロールができていたのかなと思っています。キックは、相手のエリアで戦うことが大事だと思いましたし、それによって相手のFWもどんどん疲弊していくと思ったので、積極的に使っていきました。この1年、楽しいことばかりじゃなく、いろいろなことがありましたが、最後、ここまでやってこられたのは、部員、スタッフ、サポートしてくださるさまざまな方々のおかげだと思っています。そうした人々のサポートのもとで積み上げてきたことが間違っていなかったと証明できて、本当によかったです。このチームのスタートから大学日本一、そして日本選手権優勝を目指してやってきたので、今日の試合もしっかり反省して、次に向けていい準備をしたいと思います。これまでやってきたことを信じて、仲間を信じて、いいパフォーマンスを出せるようにしていきたいです。帝京大学ラグビー部はまだまだ強くなっていくと思いますし、来年以降、それを実現していく後輩たちには、3年生中心にリーダーシップを取って、もっともっと考えて、行動して、よりよい帝京大学ラグビー部を作っていってほしいです。」

 
■日本選手権はチャレンジャーとして挑みたい・CTB金村良祐(4年)
「今日、勝つことができ、仲間の笑った顔を見ることができて、本当にうれしいです。今日の試合はこの4年間積み上げてきたことをグラウンドで表現しようと思って、それだけを考えてやりました。それがこの結果につながったと思います。対抗戦からここまで全試合に出場させていただきましたが、一試合一試合、一生懸命やり切ること、そして出させていただいている有難みを感じてやってきて、気が付いたら決勝戦まで来ていたという印象です。一つ一つを全力で精いっぱいやってきたことが、今日の結果につながったと思っています。日本選手権ではチャレンジャーとして、やってきたことを全部出して立ち向かって、勝ち抜きたいです。楽しみです。」

 

■準備万端で仲間を信じた・PR浅見太亮(4年)
「いつ自分が投入されてもいいように、準備万端でベンチにいました。結果的に出場できませんでしたが、最高の仲間たちと喜びを分かち合えて、素直にうれしいです。
自分は花園に出るような高校出身でもなかったので、最初は着いていくのが精いっぱいでした。ずっとLOでプレーしてきたなかで、4年生になって初めてPRに挑戦したのですが、進言してくれた方々にも感謝でいっぱいです」。


■みんなを信じてそしてピッチではじけた・HO渋谷拓希(4年)
「勝ててうれしいです。今日はFWもBKもやってきたことをすべて出そうと言って臨みました。リザーブとしてみんなを信じて、そして自分がいつ出てもいいようにしっかり準備をしていました。出場時間は短かったのですが、タックルにこだわってやろうと思って入りました。これまで4年生としてチームを引っ張っていかなければいけないという気持ちがあり、チームを鼓舞するような取り組みができたことで、大学選手権準決勝からメンバーとして出させていただけるようになったのだと思っています。僕だけではなく4年生全員でやってきたことだと思いますが、こうしてチャンスをいただけていることはとてもうれしく思っています。今日のプレーとしては、タックルにこだわったにもかかわらず、タックルをはずされた場面もあったので、日本選手権でもメンバーに選ばれるように、タックルのレベルを上げていきたいと思います。」


 ■ベンチから声をからし続けた・CTB重一生(4年)
「試合には出場できませんでしたが、ユニフォームを着させていただけただけでも幸せです。また100%、死力を尽くしてくれた東海大さんにも感謝したいです。
日本選手権は今日の分も、もちろん出るつもりでがんばりたいです。出場できた際にはランと強さで貢献したいです。トップリーグは経験豊富で強いと思いますが、学生らしくチーム力で立ち向かいたいです」。

 


《PICK UP PLAYERS》
 
メンバー外の仲間と一緒に積み上げたものが出せた
 
亀井 亮依(4年・ゲームMVP)
KAMEI RYOI


 
1994年10月8日生まれ
医療技術学部スポーツ医療学科
常翔啓光学園高校出身
身長178cm/体重97kg
 
 
■優勝おめでとうございます。今の気持ちから聞かせてください。
「ありがとうございます。この1年間、積み上げてきたものが出たという実感があります。苦しいクロスゲームでしたが、僕もみんなもやってきたことに自信を持って戦っていました。23人のメンバーだけではなく、メンバー外の仲間も含めた全員の積み重ねが出た試合だったと思います。」
 
■今日の自身のプレーについてはどう捉えていますか。
「相手のファーストトライですよね。僕のディフェンスミスで取られてしまいました。でも、下を向いてしまうのが一番よくないので、前を向いてやりました。その分、僕が取り返そうと思ってやりました。」
 
■14点のビハインドの局面でも、むしろ楽しめていたようにも見えました。
「はい。2トライ取られましたが、相手もだいぶ息が上がっているようでしたので、体が相当きついんだろうなと思いました。最初のスクラムでだいぶ体力を使ったのだと思います。それを見て大丈夫だと思いましたし、結果的にそこから前半のうちに2本返せたのは大きかったと思います。」
 
■この1年間を振り返って、今、どんな思いですか。
「正直、楽しいことよりも苦しいことが多かったというか、悩んだ時期もありました。そのときは苦しいですし、悩みも大きいのですが、悩めば悩むほど最後には笑えるんだと思ってやってきたので、今日、こうして結果が出てとてもうれしいです。」
 
■一番苦しかった時期はいつ頃ですか。
「シーズンに入るとゲームに集中できましたので、その前の春シーズンと夏合宿ですね。これという具体的なことではないのですが、いろいろ悩んだ時期でした。」
 
■キャプテンとしてここはぶれずにやっていこうと思っていたことはありますか。
「プレーとしてはまずはケガをしないことを心掛けていました。体調面を含め、常に元気な状態で、日々の練習に100%で取り組む姿勢を続けてきたつもりです。100%やり切る姿を仲間のみんなに見せることは意識してやってきました。」
 
■まだチームとしての活動は続きますが、一区切りとして、後輩たちにアドバイスがあればお願いします。
「グラウンドの中の努力ももちろん勝負を分けるキーポイントになると思いますが、最後はグラウンドの外での取り組み、努力、考え方といったことが勝負を決めるのではないかと思っています。グラウンド外での努力を今年以上に積み上げてくれれば必ずいい結果が出ると思うので、そのことを後輩たちには伝えたいです。」
 
■日本選手権という、もう一つの目標に挑戦する権利を得ました。そこへ向けての意気込みをお願いします。
「大学生枠が今年でなくなるという報道もある中、今年、こうしたチャンスを勝ち取れたことは非常に大きいことだと思います。トップリーグ1位との対戦になりますが、最高のチームと戦える機会をいただいたことに感謝して、自分たちが積み上げてきたことをすべて出し切るために、もう一度、いい準備をして挑戦したいと思います。学生らしさを思う存分発揮して戦いたいと思います。」
 
 
けっして順風満帆ではなかったこの1年。悩み、苦しみ、もがいてきたチームの先頭で常に体を張り続けてきた。そして迎えたこの日も、仲間たちの笑顔を見るために、80分間、体を張り続けた。自身は「相手のファーストトライは自分のタックルミス」と反省するが、その後はミスを取り返して余りある好タックルを連発した。また、相手の疲労度などを冷静に分析。チームに自信を与え、逆転を呼び込んだ。まだ帝京の挑戦は終わらない。昨年の日本選手権での敗戦後、メンバーたちが退出したあとにドーピング検査から控室に戻った亀井に岩出監督はこう声を掛けた。「亀井、来年こそは本気で日本一になろうな」。さあ、もう一つの挑戦が始まる。
 



 
《COLUMN》
 
――有難う――
 
 
帝京が大学選手権8連覇を達成しました。
 
亀井キャプテンは勝利インタビューで「チームの仲間全員を笑顔にできたこと、それをうれしく思います」とスピーチしたように、この勝利は試合に出たメンバーだけではなく、チーム全員の努力が形になったものです。
 
試合内容としては、非常に厳しいものになりました。しかし、対戦相手の東海大学が強いことは試合前から十分にわかっていたこと。難しい戦いになること、クロスゲームになることはみな理解して戦っていました。
 
前日のミーティングで、岩出監督はこんなことを選手たちに伝えました。
 
「『ありがとう』という言葉があるが、漢字でどのように書くか、知っているか」
 
そして、ホワイトボードに「有難う」の文字を書きました。
 
「これは『あることが難しい』、つまり『めったにない』という意味。『めったにない』ことを相手がしてくれたから『ありがとう』という感謝の意味になった。ただ、これは『難を有する』とも読める。つまり、『難がある』ということ。難しいことがあるのも『有難う』という感謝の気持ちにつながっていく」。
 
「難しいこと」があるからこそ、それを乗り越えたときに感謝の気持ちが湧いてくる。そんなふうにも読めるのが「有難う」です。
 
この日、多くの学生たちから「応援、サポート、有難うございました」という言葉が聞かれました。何の苦難もなく手に入れた勝利なら、有難くもなんともなかったかもしれません。しかし、難しいことを乗り越えて得られた勝利ゆえ、多くの学生たちから次々と「有難う」の言葉が出てきたのです。
 
帝京の戦いはまだ続きます。
 
日本選手権はこの日以上の「難」が「有る」ことでしょう。しかし、いや、だからこそ、それを乗り越えたあとには、心の底から「有難う」の言葉が出てくるに違いありません。「難」は必ずしも回避すべきもの、排除すべきものではなく、むしろ感謝して迎え撃つものなのでしょう。その結果として出てくる「有難う」の言葉は、多くの人の心に響くものとなるはずです。


 
 
《NEXT MATCH》
第54回日本ラグビーフットボール選手権大会・準決勝
対戦相手未定(トップリーグ1位チームと対戦)
1月21日(土) 東大阪市花園ラグビー場
14時5分キックオフ


 
 
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
 

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