REPORT
レポート
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練習試合 明治大学戦
2017/08/15
8月15日(火)・サニアパーク菅平(メイン)
○帝京大学56-27明治大学●
《帝京大学》
[FW]
(1)西⇒岡本(2)堀越⇒金(廉)(3)平井⇒淺岡⇒當眞⇒垣本(4)藤田⇒菅原(5)秋山⇒久保(6)今村⇒ロガヴァトゥ(7)申⇒古田(8)マクカラン(ブ)⇒吉田⇒今村
[BK]
(9)小畑⇒吉川(10)北村⇒奥村(11)竹山⇒神座⇒宮上(12)マクカラン(ニ)⇒元田(13)岡田⇒亀井(14)木村⇒矢富(15)尾﨑⇒鬼木
《明治大学》※先発のみ
[FW]
(1)久原(2)朴(3)吉岡(4)小宮(5)古川(6)前田(7)井上(8)坂
[BK]
(9)福田(10)松尾(11)澤田(12)梶村(13)高橋(14)渡部(15)山崎
【前半】【得点経過】
【4分】帝7-0明
相手がキックしたボールをWTB竹山が拾って、そのまま走り切ってトライ。ゴール成功。
【17分】帝14-0明
スクラムからFWで連続攻撃。ラックからSH小畑-HO堀越と渡り、堀越がトライ。ゴール成功。
【23分】帝14-7明
ラインアウトからFWで攻められ、トライを奪われる。
【29分】帝14-14明
ラインアウトからつながれ、トライを奪われる。
【32分】帝21-14明
ラインアウトからモールを押し込み、HO堀越がトライ。ゴール成功。
【後半】【得点経過】
【5分】帝21-17明
PGを決められる。
【7分】帝28-17明
FW、BKで連続攻撃。ラックからLO菅原が持ち出してトライ。ゴール成功。
【11分】帝35-17明
No8マクカラン(ブ)が相手ディフェンスの裏へキック。FB尾﨑がうまくキャッチし、そのまま走り切ってトライ。ゴール成功。
【14分】帝42-17明
裏へのキックをWTB矢富がキャッチし、大きく前進。CTB岡田にパスし、岡田が抜け出してトライ。ゴール成功。
【17分】帝42-23明
ドロップアウトのキックをチャージされ、つながれて、トライを奪われる。
【21分】帝42-27明
こぼれ球をつながれ、トライを奪われる。
【29分】帝49-27明
ラインアウトからFWで連続攻撃。ラックからSH吉川-SO奥村と渡り、奥村が抜け出してトライ。ゴール成功。
【38分】帝56-27明
相手ボールのスクラムを押し込んでターンオーバー。No8吉田が持ち出して、トライ。ゴール成功。
《BRIEF REVIEW》
菅平高原での夏合宿。練習試合第1戦の相手は明治大学。6月の北海道以来の対戦となった。先制したのは帝京。相手がインゴールから蹴ったグラウンダーのキックを、WTB竹山が拾って前進し、トライ。自らゴールも決め、7-0とした。17分にはFW攻撃で追加点を挙げるが、そこから相手も追い上げる。帝京のペナルティからピンチを招くと、23分、29分とトライを奪われ、同点とされる。しかし、ここから1トライ返して、21-14で前半を折り返した。後半は早々にPGで3点返されるものの、そこからは帝京ペースで進む。7分にLO菅原のトライで突き放すと、その後は激しく前に出てくる相手ディフェンスの裏を狙うキックで2トライを奪う。メンバーを大幅に入れ替えた後半20分以降も、リザーブの選手たちが躍動する。圧巻は後半38分、敵陣ゴール前での相手ボールのスクラムを押し込み、ターンオーバー。No8吉田がトライを奪い、56-27でノーサイド。久しぶりのゲームを勝利で飾った。
《POST MATCH INTERVIEW》
■岩出雅之監督
「今日は、いいところもたくさんありましたが、この合宿で取り組んできたことを出そうとしすぎて、相手がこちらの動きに慣れてきたところでもそこにこだわりすぎてしまった部分がありました。また、春シーズン、ケガで出られなかった選手もかなり戻ってきましたので、ここからさらに調子を上げていって、精度も高めていってくれることを期待したいです。さらには、メンタルの作り方も高めていってほしいです。いい状態の気持ちを作る上では、楽な状態から厳しさを作っていく方法と、厳しさを作っておいてからリラックスする方法があると思いますが、前者の場合、うまくいかないとイライラが募りがちです。後者の場合、厳しさを作ってうまくいかない原因は硬くなりすぎているケースが多いので、そこからはリラックスしていけばいいということになります。明治大学さんのような気持ちの入った厳しいチームに対して、プレーの形のチャレンジだけではなく、こうした気持ちの部分でのチャレンジをどんどんしてほしかったのですが、まだまだ甘い部分があったように思います。この夏合宿での取り組みを、合宿から帰ったあとも醸成させて、シーズンに向けてシナジー効果が生まれてくれたらと思っています。最後になりましたが、明治大学の選手、スタッフ、関係者の皆様、ありがとうございました。対抗戦での再戦を楽しみにしております。」
■キャプテン・HO堀越康介(4年)
「今日は久しぶりのゲームでしたが、いいところもたくさん出た試合だったと思います。ただ、自分たちのアタックに対して、明治大学さんがしっかりアジャストしてきたあとも同じような攻撃を続けてしまったところは、修正が遅くなってしまったと感じています。去年のチームと比べたらまだまだ足りないところがたくさんありますが、シーズンに入るまでにはなんとか追い付いて、最後は追い越せるチームを作っていきたいです。夏合宿ですべてが完成するわけではないので、東京に帰ってからもしっかり取り組んで、もっと頭を使って、シーズンには花を咲かせられるようにしていきたいです。」
■久しぶりを言い訳にせず、よかったことを次につなげたい・CTB岡田優輝(4年)
「約1年、ケガで試合に出られず、久しぶりのゲームになりました。この夏合宿ではアタックを中心に取り組んでいて、今日も、いいアタックができていたとは思うのですが、ミスが出たところで後手に回ってしまったり、反応が鈍くなったり、ミスを引きずってしまったところもありました。次の試合では、切り替えを素早くして、もっとチャレンジしていきたいです。久しぶりだったことを言い訳にせず、今日しっかりできたことを次へのいい材料にして、ミスは修正して、さらにいいプレーができるようにしていきます。また、ディフェンス面の精度を上げて、細かいところも丁寧にやっていきたいです。」
■強烈なスクラムプッシュでトライを演出・PR垣本竜哉(4年)
「久しぶりのゲームで、どれだけやれるかわからなかったのですが、後半20分くらいからの出場だろうと思っていたので、スクラムでチームに流れを引き寄せられるプレーをしようと思って準備していました。ゴール前でのスクラムなど、大事な場面でいいスクラムが組めたと思いますが、すべてのスクラムでさらにいいスクラムが組めるようにしたいです。フィットネスがまだまだで短い時間でもバテてしまったので、ここからフィットネスを高めて、80分間、プレーの精度が落ちないように、日々、トレーニングしていきたいと思います。」
《PICK UP PLAYERS》
ラグビーができることが楽しい
FL ジョセファ・ロガヴァトゥ(2年)
Josefa Logavatu
1995年6月14日生まれ
医療技術学部スポーツ医療学科
ハミルトンボーイズ高校出身
身長196cm/体重106kg
■まずは今日の試合の感想を聞かせてください。
「この試合は、僕のカムバックゲームでした。最後の試合は去年のサントリー戦。そのあと、ケガをしてしまいました。今日は、コンタクトはきつかったですが、頑張りました。」
■ナイスタックルがたくさんありました。
「はい。ありがとうございます。自信になりました。エネルギーが十分にあるときはいいタックルができたのですが、きつくなってきたときにタックルが悪くなったので、次はきついときでもいいタックルができるようにしたいです。」
■試合前はどんな気持ちだったのでしょうか。
「久しぶりの試合で緊張しましたが、ファーストコンタクトのあとは緊張もなくなって、いい感じになりました。」
■ここまでの夏合宿の手応えは、どう感じていますか。
「ずっとケガで練習ができなかったので、練習ができること、ラグビーができることだけで楽しくて、幸せです。ケガしていたときは、みんなの練習をずっと見ていただけでしたので。すごくうらやましくて、早く復帰したいと思っていました。」
■もうケガは大丈夫?
「はい、大丈夫です。」
■今後、どんなプレーを心掛けていきたいですか。
「ディフェンスではドミネートタックルをしたい。アタックでは、しっかりとゲインしたい。自分がいいゲインができたときには、チームとしてもいいアタックができるので、それがチームのためになると思っています。この気持ちが自分のモチベーションにもなっています。」
■次のゲームに向けて、意気込みをお願いします。
「今日よりももっといいプレー、もっとキャリーして、100%のタックルをしたいです。」
春シーズンはケガで出場機会がなかったが、この日のゲームで復帰。好タックルを連発し、改めて存在感を見せた。本人は「100%ではなかった」と言うが、ここからさらに状態を上げていくことだろう。「ケガの間は、みんなが練習しているのがうらやましくて仕方がなかった。いまは練習ができるだけで楽しい」と語るのも頼もしい。楽しい練習を積み重ねることで、さらに成長していくことだろう。頼もしいハードワーカーが戻ってきた。
《COLUMN》
――シナジー効果――
菅平での夏合宿も中盤に入り、CDチームも合流しました。ここから、チーム一丸となって、さらに積み上げを重ねていきます。
岩出監督は毎年「夏合宿で何もかも完成するわけではない。帰ってからの積み上げのための仕込みの時間」といった表現をされています。「今年の夏合宿も、やはり『仕込み』の時間ですか?」と尋ねると、「『仕込み直し』といったところですね」という答えが返ってきました。
すでにやっていることを、再度、確認しながら落とし込んでいるといったイメージでしょうか。
同時にメンタルの部分も仕込み直しているようです。
「常に相手をリスペクトしていないと、どうしてもメンタルの部分は甘くなりがちです。その状態から厳しさを高めていくのは難しい。うまくいかなくて、イライラが募っていきます。逆に相手をリスペクトすると『強い相手と戦う』緊張感が出てきます。緊張のしすぎもよくないのですが、そこからリラックスする方がたいていうまくいきます。」(岩出監督)
さらに、「ここからプラスを増やしていって、シナジー効果を出していってくれれば」と語ります。
1+1を10にも20にもしていく「シナジー効果」。まずは、一人ひとりの中でシナジーが起こり、それがチーム全体にも波及し、チームとしてのシナジー効果へと高まっていくことでしょう。
CDチームが合流し、全員が一つになることで生まれるシナジー効果です。
《NEXT MATCH》
練習試合
対早稲田大学(http://www.wasedarugby.com/)
8月20日(日) サニアパーク菅平
13時キックオフ
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
○帝京大学56-27明治大学●
《帝京大学》
[FW]
(1)西⇒岡本(2)堀越⇒金(廉)(3)平井⇒淺岡⇒當眞⇒垣本(4)藤田⇒菅原(5)秋山⇒久保(6)今村⇒ロガヴァトゥ(7)申⇒古田(8)マクカラン(ブ)⇒吉田⇒今村
[BK]
(9)小畑⇒吉川(10)北村⇒奥村(11)竹山⇒神座⇒宮上(12)マクカラン(ニ)⇒元田(13)岡田⇒亀井(14)木村⇒矢富(15)尾﨑⇒鬼木
《明治大学》※先発のみ
[FW]
(1)久原(2)朴(3)吉岡(4)小宮(5)古川(6)前田(7)井上(8)坂
[BK]
(9)福田(10)松尾(11)澤田(12)梶村(13)高橋(14)渡部(15)山崎
【前半】【得点経過】
【4分】帝7-0明
相手がキックしたボールをWTB竹山が拾って、そのまま走り切ってトライ。ゴール成功。
【17分】帝14-0明
スクラムからFWで連続攻撃。ラックからSH小畑-HO堀越と渡り、堀越がトライ。ゴール成功。
【23分】帝14-7明
ラインアウトからFWで攻められ、トライを奪われる。
【29分】帝14-14明
ラインアウトからつながれ、トライを奪われる。
【32分】帝21-14明
ラインアウトからモールを押し込み、HO堀越がトライ。ゴール成功。
【後半】【得点経過】
【5分】帝21-17明
PGを決められる。
【7分】帝28-17明
FW、BKで連続攻撃。ラックからLO菅原が持ち出してトライ。ゴール成功。
【11分】帝35-17明
No8マクカラン(ブ)が相手ディフェンスの裏へキック。FB尾﨑がうまくキャッチし、そのまま走り切ってトライ。ゴール成功。
【14分】帝42-17明
裏へのキックをWTB矢富がキャッチし、大きく前進。CTB岡田にパスし、岡田が抜け出してトライ。ゴール成功。
【17分】帝42-23明
ドロップアウトのキックをチャージされ、つながれて、トライを奪われる。
【21分】帝42-27明
こぼれ球をつながれ、トライを奪われる。
【29分】帝49-27明
ラインアウトからFWで連続攻撃。ラックからSH吉川-SO奥村と渡り、奥村が抜け出してトライ。ゴール成功。
【38分】帝56-27明
相手ボールのスクラムを押し込んでターンオーバー。No8吉田が持ち出して、トライ。ゴール成功。
《BRIEF REVIEW》
菅平高原での夏合宿。練習試合第1戦の相手は明治大学。6月の北海道以来の対戦となった。先制したのは帝京。相手がインゴールから蹴ったグラウンダーのキックを、WTB竹山が拾って前進し、トライ。自らゴールも決め、7-0とした。17分にはFW攻撃で追加点を挙げるが、そこから相手も追い上げる。帝京のペナルティからピンチを招くと、23分、29分とトライを奪われ、同点とされる。しかし、ここから1トライ返して、21-14で前半を折り返した。後半は早々にPGで3点返されるものの、そこからは帝京ペースで進む。7分にLO菅原のトライで突き放すと、その後は激しく前に出てくる相手ディフェンスの裏を狙うキックで2トライを奪う。メンバーを大幅に入れ替えた後半20分以降も、リザーブの選手たちが躍動する。圧巻は後半38分、敵陣ゴール前での相手ボールのスクラムを押し込み、ターンオーバー。No8吉田がトライを奪い、56-27でノーサイド。久しぶりのゲームを勝利で飾った。
《POST MATCH INTERVIEW》
■岩出雅之監督
「今日は、いいところもたくさんありましたが、この合宿で取り組んできたことを出そうとしすぎて、相手がこちらの動きに慣れてきたところでもそこにこだわりすぎてしまった部分がありました。また、春シーズン、ケガで出られなかった選手もかなり戻ってきましたので、ここからさらに調子を上げていって、精度も高めていってくれることを期待したいです。さらには、メンタルの作り方も高めていってほしいです。いい状態の気持ちを作る上では、楽な状態から厳しさを作っていく方法と、厳しさを作っておいてからリラックスする方法があると思いますが、前者の場合、うまくいかないとイライラが募りがちです。後者の場合、厳しさを作ってうまくいかない原因は硬くなりすぎているケースが多いので、そこからはリラックスしていけばいいということになります。明治大学さんのような気持ちの入った厳しいチームに対して、プレーの形のチャレンジだけではなく、こうした気持ちの部分でのチャレンジをどんどんしてほしかったのですが、まだまだ甘い部分があったように思います。この夏合宿での取り組みを、合宿から帰ったあとも醸成させて、シーズンに向けてシナジー効果が生まれてくれたらと思っています。最後になりましたが、明治大学の選手、スタッフ、関係者の皆様、ありがとうございました。対抗戦での再戦を楽しみにしております。」
■キャプテン・HO堀越康介(4年)
「今日は久しぶりのゲームでしたが、いいところもたくさん出た試合だったと思います。ただ、自分たちのアタックに対して、明治大学さんがしっかりアジャストしてきたあとも同じような攻撃を続けてしまったところは、修正が遅くなってしまったと感じています。去年のチームと比べたらまだまだ足りないところがたくさんありますが、シーズンに入るまでにはなんとか追い付いて、最後は追い越せるチームを作っていきたいです。夏合宿ですべてが完成するわけではないので、東京に帰ってからもしっかり取り組んで、もっと頭を使って、シーズンには花を咲かせられるようにしていきたいです。」
■久しぶりを言い訳にせず、よかったことを次につなげたい・CTB岡田優輝(4年)
「約1年、ケガで試合に出られず、久しぶりのゲームになりました。この夏合宿ではアタックを中心に取り組んでいて、今日も、いいアタックができていたとは思うのですが、ミスが出たところで後手に回ってしまったり、反応が鈍くなったり、ミスを引きずってしまったところもありました。次の試合では、切り替えを素早くして、もっとチャレンジしていきたいです。久しぶりだったことを言い訳にせず、今日しっかりできたことを次へのいい材料にして、ミスは修正して、さらにいいプレーができるようにしていきます。また、ディフェンス面の精度を上げて、細かいところも丁寧にやっていきたいです。」
■強烈なスクラムプッシュでトライを演出・PR垣本竜哉(4年)
「久しぶりのゲームで、どれだけやれるかわからなかったのですが、後半20分くらいからの出場だろうと思っていたので、スクラムでチームに流れを引き寄せられるプレーをしようと思って準備していました。ゴール前でのスクラムなど、大事な場面でいいスクラムが組めたと思いますが、すべてのスクラムでさらにいいスクラムが組めるようにしたいです。フィットネスがまだまだで短い時間でもバテてしまったので、ここからフィットネスを高めて、80分間、プレーの精度が落ちないように、日々、トレーニングしていきたいと思います。」
《PICK UP PLAYERS》
ラグビーができることが楽しい
FL ジョセファ・ロガヴァトゥ(2年)
Josefa Logavatu
1995年6月14日生まれ
医療技術学部スポーツ医療学科
ハミルトンボーイズ高校出身
身長196cm/体重106kg
■まずは今日の試合の感想を聞かせてください。
「この試合は、僕のカムバックゲームでした。最後の試合は去年のサントリー戦。そのあと、ケガをしてしまいました。今日は、コンタクトはきつかったですが、頑張りました。」
■ナイスタックルがたくさんありました。
「はい。ありがとうございます。自信になりました。エネルギーが十分にあるときはいいタックルができたのですが、きつくなってきたときにタックルが悪くなったので、次はきついときでもいいタックルができるようにしたいです。」
■試合前はどんな気持ちだったのでしょうか。
「久しぶりの試合で緊張しましたが、ファーストコンタクトのあとは緊張もなくなって、いい感じになりました。」
■ここまでの夏合宿の手応えは、どう感じていますか。
「ずっとケガで練習ができなかったので、練習ができること、ラグビーができることだけで楽しくて、幸せです。ケガしていたときは、みんなの練習をずっと見ていただけでしたので。すごくうらやましくて、早く復帰したいと思っていました。」
■もうケガは大丈夫?
「はい、大丈夫です。」
■今後、どんなプレーを心掛けていきたいですか。
「ディフェンスではドミネートタックルをしたい。アタックでは、しっかりとゲインしたい。自分がいいゲインができたときには、チームとしてもいいアタックができるので、それがチームのためになると思っています。この気持ちが自分のモチベーションにもなっています。」
■次のゲームに向けて、意気込みをお願いします。
「今日よりももっといいプレー、もっとキャリーして、100%のタックルをしたいです。」
春シーズンはケガで出場機会がなかったが、この日のゲームで復帰。好タックルを連発し、改めて存在感を見せた。本人は「100%ではなかった」と言うが、ここからさらに状態を上げていくことだろう。「ケガの間は、みんなが練習しているのがうらやましくて仕方がなかった。いまは練習ができるだけで楽しい」と語るのも頼もしい。楽しい練習を積み重ねることで、さらに成長していくことだろう。頼もしいハードワーカーが戻ってきた。
《COLUMN》
――シナジー効果――
菅平での夏合宿も中盤に入り、CDチームも合流しました。ここから、チーム一丸となって、さらに積み上げを重ねていきます。
岩出監督は毎年「夏合宿で何もかも完成するわけではない。帰ってからの積み上げのための仕込みの時間」といった表現をされています。「今年の夏合宿も、やはり『仕込み』の時間ですか?」と尋ねると、「『仕込み直し』といったところですね」という答えが返ってきました。
すでにやっていることを、再度、確認しながら落とし込んでいるといったイメージでしょうか。
同時にメンタルの部分も仕込み直しているようです。
「常に相手をリスペクトしていないと、どうしてもメンタルの部分は甘くなりがちです。その状態から厳しさを高めていくのは難しい。うまくいかなくて、イライラが募っていきます。逆に相手をリスペクトすると『強い相手と戦う』緊張感が出てきます。緊張のしすぎもよくないのですが、そこからリラックスする方がたいていうまくいきます。」(岩出監督)
さらに、「ここからプラスを増やしていって、シナジー効果を出していってくれれば」と語ります。
1+1を10にも20にもしていく「シナジー効果」。まずは、一人ひとりの中でシナジーが起こり、それがチーム全体にも波及し、チームとしてのシナジー効果へと高まっていくことでしょう。
CDチームが合流し、全員が一つになることで生まれるシナジー効果です。
《NEXT MATCH》
練習試合
対早稲田大学(http://www.wasedarugby.com/)
8月20日(日) サニアパーク菅平
13時キックオフ
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
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