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2021/08/16【 2021 SummerCamp : 練習試合 】vs慶應義塾大学 マッチレポート
2021/08/20
【 2021 SummerCamp : 練習試合結果 】
帝京大学A 43-26 慶應義塾大学A
帝京大学B 21-5 慶應義塾大学B *40分×1本
《BRIEF REVIEW》
昨年はコロナ禍により全試合が中止となった夏の菅平合宿での練習試合。今年も新型コロナウイルスの感染拡大が続くものの、ワクチン接種など感染対策が昨年以上に進んでいることもあり、なんとか行えることになった(なお、皆さまの感染予防のため、基本的に無観客試合とさせていただいていることについて、どうか引き続きご理解をいただきたいと存じます)。
ただ、出場人数の関係で、この試合、両チームの申し合わせにより、40分×3で行われることになった。
1本目の立ち上がり、帝京は立て続けにピンチを迎える。8月1日から世界的試験実施ルールとして適用されている「50:22ルール」を相手が積極的に活用。帝京はもちろんルールを理解し、対策を取っていたものの、相手のスキルフルなキックでゴール前での相手ボールラインアウトを許してしまう。一度は、モールを押し返してマイボールにするが、その後の攻めでミスをしてしまい、再度、「50:22」のキックを許してしまう。10分、そのラインアウトからつながれ、先制点を許してしまった(0-7)。立ち上がりに連続でピンチを背負ったことで、やや落ち着きを欠いたか、さらに自分たちのミスから失点を許してしまう。14分には、マイボールのラインアウトを奪われ、繋がれてトライを許し、17分にはキックオフを相手にうまくキャッチされ、つながれて失点してしまう(0-19)。
このあたりから少し落ち着きを取り戻し、ボール支配率も高まっていくが、ゴール前でチャンスをつくるも、もう一歩、届かない。それでも、自分たちのやるべきことを落ち着いてやれるようになったことで、相手の攻めもしっかりと防げるようになる。34分、帝京はSO小村(真)が抜け出しチャンスをつくり、ラックからSH片岡-SO小村(真)-CTB押川-FB志和池-WTB白國と渡り、白國が走り切ってトライを奪い、ようやく得点をあげる。このあともチャンスをつくるが、ミスが出て得点できず、1本目は5-19で終えた。
メンバーを一新して臨んだ2本目は、1本目とは打って変わって帝京がいい動きで相手を翻弄する。3分、キックオフからのボールを、キックを交えながらも帝京がうまくつなぎ、SO高本(幹)が抜け出してトライ。その後、相手ボールのスクラムを押し込み、ターンオーバーするシーンがあるも、10分にはスクラムを押し込んだタイミングでうまくボールを出され、抜け出されてトライを奪われてしまう(7-7)。
しかし、このあとはほぼ帝京が主導権を握り続ける。12分、キックカウンターからFB小村(健)が抜け出してチャンスをつくり、LOシュミット-SH上村-FLトンガタマとうまくつないで、トンガタマがトライ(12-7)。16分には相手のラインアウトを奪ってBKでうまくつなぎ、WTB大藪がトライ(19-7)。24分にはまたもスクラムで相手ボールを奪ってBKがつなぎ、CTB戒田が抜け出してトライを奪う(26-7)。32分には、ゴール前ラインアウトからモールを組み、崩れるも、FLトンガタマが抜け出してトライ(33-7)。終了間際の42分には、ラインアウトからモールを押し切って、PR髙井がトライを奪い、2本目は38-7(1本目との合計は43-26)と帝京が圧倒した。
3本目は、帝京のボール支配率は高いものの、一進一退の展開が続く。11分にラインアウトからモールを押し、SH杉原がトライ(7-0)。29分には、ミスからキックで攻められ、トライを奪われる(7-5)が、31分、キックオフのこぼれ球をうまく拾ってつなぎ、WTB人見が抜け出してトライ(14-5)。さらに終了間際の42分、相手ボールのラインアウトを奪って、全員でつなぎ、最後はWTBツイナカウヴァドラが抜け出してトライ。3本目は、21-5(3本合計は54-31)となった。
久しぶりのゲームで、立ち上がりはやや感覚が戻っていない印象を受けたが、20分過ぎ頃からは落ち着いてプレーができ、相手の巧みな攻めも封じることができた。ここから少しずつ状態を上げていき、すでに1か月を切った対抗戦へと備えたい。
(文・木村俊太/写真・志賀由佳)
帝京大学A 43-26 慶應義塾大学A
帝京大学B 21-5 慶應義塾大学B *40分×1本
《BRIEF REVIEW》
昨年はコロナ禍により全試合が中止となった夏の菅平合宿での練習試合。今年も新型コロナウイルスの感染拡大が続くものの、ワクチン接種など感染対策が昨年以上に進んでいることもあり、なんとか行えることになった(なお、皆さまの感染予防のため、基本的に無観客試合とさせていただいていることについて、どうか引き続きご理解をいただきたいと存じます)。
ただ、出場人数の関係で、この試合、両チームの申し合わせにより、40分×3で行われることになった。
1本目の立ち上がり、帝京は立て続けにピンチを迎える。8月1日から世界的試験実施ルールとして適用されている「50:22ルール」を相手が積極的に活用。帝京はもちろんルールを理解し、対策を取っていたものの、相手のスキルフルなキックでゴール前での相手ボールラインアウトを許してしまう。一度は、モールを押し返してマイボールにするが、その後の攻めでミスをしてしまい、再度、「50:22」のキックを許してしまう。10分、そのラインアウトからつながれ、先制点を許してしまった(0-7)。立ち上がりに連続でピンチを背負ったことで、やや落ち着きを欠いたか、さらに自分たちのミスから失点を許してしまう。14分には、マイボールのラインアウトを奪われ、繋がれてトライを許し、17分にはキックオフを相手にうまくキャッチされ、つながれて失点してしまう(0-19)。
このあたりから少し落ち着きを取り戻し、ボール支配率も高まっていくが、ゴール前でチャンスをつくるも、もう一歩、届かない。それでも、自分たちのやるべきことを落ち着いてやれるようになったことで、相手の攻めもしっかりと防げるようになる。34分、帝京はSO小村(真)が抜け出しチャンスをつくり、ラックからSH片岡-SO小村(真)-CTB押川-FB志和池-WTB白國と渡り、白國が走り切ってトライを奪い、ようやく得点をあげる。このあともチャンスをつくるが、ミスが出て得点できず、1本目は5-19で終えた。
メンバーを一新して臨んだ2本目は、1本目とは打って変わって帝京がいい動きで相手を翻弄する。3分、キックオフからのボールを、キックを交えながらも帝京がうまくつなぎ、SO高本(幹)が抜け出してトライ。その後、相手ボールのスクラムを押し込み、ターンオーバーするシーンがあるも、10分にはスクラムを押し込んだタイミングでうまくボールを出され、抜け出されてトライを奪われてしまう(7-7)。
しかし、このあとはほぼ帝京が主導権を握り続ける。12分、キックカウンターからFB小村(健)が抜け出してチャンスをつくり、LOシュミット-SH上村-FLトンガタマとうまくつないで、トンガタマがトライ(12-7)。16分には相手のラインアウトを奪ってBKでうまくつなぎ、WTB大藪がトライ(19-7)。24分にはまたもスクラムで相手ボールを奪ってBKがつなぎ、CTB戒田が抜け出してトライを奪う(26-7)。32分には、ゴール前ラインアウトからモールを組み、崩れるも、FLトンガタマが抜け出してトライ(33-7)。終了間際の42分には、ラインアウトからモールを押し切って、PR髙井がトライを奪い、2本目は38-7(1本目との合計は43-26)と帝京が圧倒した。
3本目は、帝京のボール支配率は高いものの、一進一退の展開が続く。11分にラインアウトからモールを押し、SH杉原がトライ(7-0)。29分には、ミスからキックで攻められ、トライを奪われる(7-5)が、31分、キックオフのこぼれ球をうまく拾ってつなぎ、WTB人見が抜け出してトライ(14-5)。さらに終了間際の42分、相手ボールのラインアウトを奪って、全員でつなぎ、最後はWTBツイナカウヴァドラが抜け出してトライ。3本目は、21-5(3本合計は54-31)となった。
久しぶりのゲームで、立ち上がりはやや感覚が戻っていない印象を受けたが、20分過ぎ頃からは落ち着いてプレーができ、相手の巧みな攻めも封じることができた。ここから少しずつ状態を上げていき、すでに1か月を切った対抗戦へと備えたい。
(文・木村俊太/写真・志賀由佳)
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