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2021/10/17【 関東大学ジュニア選手権 】vs東海大学 マッチレポート

2021/10/17【 関東大学ジュニア選手権 】vs東海大学 マッチレポート

2021/10/21

《BRIEF REVIEW》

昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったジュニア選手権。今年度は無観客試合ながらも順調に行われており、帝京はこの日が2戦目(1戦目は慶應義塾大学に勝利)対戦相手はリーグ戦の強豪校東海大学だ。
前半、帝京はいい形で得点を重ねる。7分にはWTB大藪、12分にはCTB松山、15分・19分にはWTBツイナカウヴァドラが連続トライを決め、26-0と大きく突き放す。
しかし、ここでホッとしてしまったのか、勢いがやや鈍り始める。スクラムでも押し込まれる場面が増え、雨の影響もあり、ミスが増える。それでも、全員が相手を一発で仕留めるタックルで止め続けていたが、40分に失点を許し、26-7で前半を折り返した。

ハーフタイム、岩出監督から「点差が開くと安心してしまい、痛いプレーを避けるようになるのは人間心理として起こり得ることだが、トーナメントのゲームでそれが出てしまうと致命傷になりかねない。痛いプレー、厳しいプレーを楽しもう」とアドバイスがあった。

後半は一進一退の展開。12分に失点を許し、26-12とされるが、20分にSH岡本泰斉のトライで突き放す。押されていたスクラムも、改善され、安定してくる。ディフェンスではラインブレイクされるシーンもあるが、全員でしっかり戻って守る。25分に失点を許すが、33分にはこぼれ球がインゴールに蹴り込まれ、WTB大藪が快足を飛ばして追い付き、トライ。40-17で帝京が勝利した。

試合終了後、特に後半圧倒できなかったことが反省点として出たため、厳しい表情で下を向く選手が多かった。そこで相馬朋和コーチから「みんな、スコアボードを見てごらん。どう思う?」と声が掛かった。選手たちに改めて「40-17」のスコアを見せてから、相馬コーチは「完勝でしょ。そこは自分たちを認めようよ。自信を持とうよ」と語った。
前半の終わりから後半の入りの時間帯で、相手に勢いを与えてしまう展開になりながらも、その後、しっかりと立て直して勝利したチームに対して、岩出監督からは「粘り強く戦えた、いいゲームだった」と、声が掛かった。

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