SPECIAL
スペシャル
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2021/10/24【 関東大学対抗戦A 】vs日本体育大学 マッチレポート
2021/10/30
《試合経過》
【 前 半 】
04分 【日本体育大学】トライ 帝京のボールをインターセプトしそのまま走り切り8トライ 8ゴール成功 0-7
08分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前7山添が抜けてトライ 10高本 ゴール成功 7-7
10分 【帝京大学】トライ 15二村のカウンターからサポートした2江良がパスを受けそのままトライ 10高本ゴール成功 14-7
13分 【日本体育大学】PG 8成功 14-10
18分 【帝京大学】トライ クイックスローからBKが展開し最後は11高本とむが左端にトライ 10高本ゴール成功 21-10
29分 【日本体育大学】PG 8成功 21-13
34分 【帝京大学】トライ 敵陣でBKが左展開して右側に10高本がキックパス14大籔が受けてトライ 10高本ゴール成功 28-13
42分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み2江良がトライ 10高本ゴール成功 35-13
前半終了:帝京大学 35-13 日本体育大学
【 後 半 】
03分 【帝京大学】トライ 敵陣に攻め込み12押川が裏にキックし14大籔がそのボールを取りトライ 10高本ゴール成功 42-13
13分 【帝京大学】トライ 敵陣ラインアウトをターンオーバーしそのまま攻め込み最後は8奥井がトライ 10高本ゴール成功 49-13
15分 【日本体育大学】トライ キックオフで2が獲得してそのまま持ち込み2がトライ ゴール不成功 49-18
21分 【帝京大学】 1 照内寿明 → 17 津村大志 , 2 江良颯 → 16 大澤陸大 , 3 細木康太郎 → 18 奥野翔太 , 4 江里口真弘 → 19 山川一瑳 , 12 押川敦治 → 22 松山千大 , 14 大籔洸太 → 23 ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
22分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み2江良がトライ 10高本ゴール 56-18
24分 【帝京大学】 7 山添圭祐 → 20 上山黎哉
28分 【帝京大学】トライ 敵陣に攻め込みFWが縦に押し込み最後は17津村がトライ 10高本ゴール成功 63-18
30分 【帝京大学】 6 青木恵斗 → 21 岡本泰斉
33分 【帝京大学】トライ 敵陣での連続攻撃から最後は22松山が抜け出しそのままトライ 10高本ゴール成功 70-18
37分 【帝京大学】トライ 敵陣10高本が抜け出しサポートについた17津村のトライ 10高本ゴール成功 77-18
39分 【帝京大学】トライ 自陣から右に展開し大外を23ミティエリが走り切りそのままトライ 10高本ゴール成功 84-18
41分 【帝京大学】トライ 自陣からボールを繋ぎ最後は17津村がトライ 10高本ゴール成功 91-18
試合終了:帝京大学 91-18 日本体育大学
(試合速報担当:3年 岡本泰斉・長谷川毅・湯浅宏太)
【対抗戦 日本体育大学戦 マッチレポート・コラム】
《BRIEF REVIEW》
対抗戦第4戦は日本体育大学との戦い。開始早々、マイボールのセンタースクラムを押し込み、ペナルティを得て、敵陣に攻め込む。ここから展開するが、前日の日本代表戦での中村亮土選手のリプレーを見るかのようなパス・インターセプトをされ、そのまま走り切られて、先制点を奪われてしまう。
しかし、帝京は慌てることなく、自分たちのプレーに徹する。No8奥井のジャッカルでペナルティを得て、チャンスを作る。8分、ラインアウトからモールを形成。押し切れなかったが、ボールを出し、ラックからLO江里口-FL山添と渡り、山添がトライ。SO高本幹のゴールも決まり、同点とする。続く10分には、相手のドロップアウトからFB二村がカウンターアタック。抜け出して、HO江良にパス。江良が走り切って逆転トライを奪う。13分にPGを返されるが、18分、クリック・スローインから展開し、WTB高本とむ がトライ(21-10)。
これでやや安心したか、攻めながらもミスやペナルティが多くなる。PGを決められるなど、相手に流れを渡してしまう時間帯となるが、33分、キックカウンターからCTB押川が抜け出し、さらにWTB高本とむが前進。ラックからのボールをSO高本幹がキックパス。WTB大籔がうまくキャッチし、トライ(28-13)。41分には、スクラムを押し込んでペナルティを得て、チャンスを作ると、ラインアウト・モールからHO江良が持ち出してトライ。35-13で前半を折り返した。
後半は、3分にCTB押川がインゴールへグラウンダーのキックを蹴り、WTB大籔が落ち着いて押さえてトライ。さらに12分、相手ボールのラインアウトを奪い、FWで攻撃。No8奥井が抜け出してトライ。その直後、キックオフのボールをキャッチミスし、相手に走られ、トライを奪われるが、ここから帝京はしっかりと体を当てていくプレーを増やし、チャンスを作っていく。
22分、スクラムを押してペナルティをもらうと、ラインアウト・モールを押し込み、HO江良がトライ。その後、途中出場のCTB松山がキックで新ルール「50:22」を決めるなど、チャンスが増える。28分、SO高本幹が相手からボールをもぎ取り、ターンオーバー。FW、BKでつなぎ、最後はPR津村が相手ディフェンスをはじいてトライ(61-18)。
30分、FL青木が負傷し、ベンチに残っていた岡本泰がFLとして出場(本職はSH)。いきなりスクラムでの再開となるが、しっかりと押し込む。34分には岡本泰のタックルからターンオーバーし、連続攻撃。ラックから、SO高本幹-CTB松山とつなぎ、松山がトライ。37分にはスクラムでターンオーバーしてつなぐ。SO高本幹が仕掛けて抜け出し、PR津村につなぎ、津村がトライ(75-18)。39分には、キックオフのボールをキャッチしてつなぎ、WTBツイナカウヴァドラが自陣22mの内側から走り切ってトライ。42分にもキックオフからつなぎ、再度、WTBツイナカウヴァドラが抜け出す。今度は自ら持っていかずにうまくパスし、FB二村が抜け出す。ラックから、PR奥野-HO大澤-PR津村と、FW第一列でパスをつなぎ、津村がトライ。津村は後半21分からの出場ながら、3トライを奪った。91-18で帝京が勝利し、対抗戦での勝ち点を19とした。
なお、協会が選ぶプレーヤーオブザマッチおよびチームが選ぶゲームMVPには、この日、難しい位置からのキックも数多くあった中、13本のゴールキックをすべて決めたSO高本幹が選ばれた。
《COLUMN》
―― 相馬朋和コーチがフルタイムコーチに就任 ――
非常勤コーチ・チームアドバイザーとして、2014年度から帝京大学ラグビー部の指導に携わってきた相馬朋和コーチが、この10月1日から帝京大学所属となり、フルタイムのコーチとして指導にあたることになりました。来年度からは大学院にも通い、大学の先生として今まで以上に深くチームに関わっていくことになります。
現在は群馬から単身赴任中。朝一番にクラブハウスに駆け付け、鍵を開け、学生たちと顔を合わせるのが日課だと言います。
「何をするというわけではありませんが、毎朝、学生たちの顔を見ると決めてやっています。何かあればすぐに対応できますし。単身赴任は、子どもの学校の問題もあるので、仕方ないですね。下の子が中学校に上がるタイミングで、家族みんなでこちらに来てほしいですが、果たしてどうでしょうね(笑)。とはいえ、毎週、オフの曜日には群馬に帰らせていただいているんです。これは岩出先生のご厚意で『毎週、帰れ』と。」
岩出監督とは接すれば接するほど、その人としての大きさに圧倒されると言います。
「岩出先生は大きい。人間も大きくて、懐も深い。翻って、自分は小さいなあと思ってしまいます。私が現役を引退してコーチになった8年前も『おまえは教えすぎ』とご指導いただき、今もまた『おまえが答えを言ったら、学生は考えなくなるし、おまえを頼るようになってしまうだろう』と。気を付けるようにはしているのですが、まだまだ思わず教えてしまうことも多いです。」
「僕は岩出先生にはなれません。僕は僕にできることをやるしかない。岩出先生から学ぶべきことを最大限に学んで、その上で自分のできることをやっていきたいです。」
やさしい口調ながら、強い意志が感じられる言葉でした。相馬コーチが持つ、国内トップレベルのラグビーノウハウと学生たちに寄り添う温かさが、今後、帝京をどう変えていくでしょうか。とても楽しみです。
(文・木村俊太/写真・川本聖哉)
【 前 半 】
04分 【日本体育大学】トライ 帝京のボールをインターセプトしそのまま走り切り8トライ 8ゴール成功 0-7
08分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前7山添が抜けてトライ 10高本 ゴール成功 7-7
10分 【帝京大学】トライ 15二村のカウンターからサポートした2江良がパスを受けそのままトライ 10高本ゴール成功 14-7
13分 【日本体育大学】PG 8成功 14-10
18分 【帝京大学】トライ クイックスローからBKが展開し最後は11高本とむが左端にトライ 10高本ゴール成功 21-10
29分 【日本体育大学】PG 8成功 21-13
34分 【帝京大学】トライ 敵陣でBKが左展開して右側に10高本がキックパス14大籔が受けてトライ 10高本ゴール成功 28-13
42分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み2江良がトライ 10高本ゴール成功 35-13
前半終了:帝京大学 35-13 日本体育大学
【 後 半 】
03分 【帝京大学】トライ 敵陣に攻め込み12押川が裏にキックし14大籔がそのボールを取りトライ 10高本ゴール成功 42-13
13分 【帝京大学】トライ 敵陣ラインアウトをターンオーバーしそのまま攻め込み最後は8奥井がトライ 10高本ゴール成功 49-13
15分 【日本体育大学】トライ キックオフで2が獲得してそのまま持ち込み2がトライ ゴール不成功 49-18
21分 【帝京大学】 1 照内寿明 → 17 津村大志 , 2 江良颯 → 16 大澤陸大 , 3 細木康太郎 → 18 奥野翔太 , 4 江里口真弘 → 19 山川一瑳 , 12 押川敦治 → 22 松山千大 , 14 大籔洸太 → 23 ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
22分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み2江良がトライ 10高本ゴール 56-18
24分 【帝京大学】 7 山添圭祐 → 20 上山黎哉
28分 【帝京大学】トライ 敵陣に攻め込みFWが縦に押し込み最後は17津村がトライ 10高本ゴール成功 63-18
30分 【帝京大学】 6 青木恵斗 → 21 岡本泰斉
33分 【帝京大学】トライ 敵陣での連続攻撃から最後は22松山が抜け出しそのままトライ 10高本ゴール成功 70-18
37分 【帝京大学】トライ 敵陣10高本が抜け出しサポートについた17津村のトライ 10高本ゴール成功 77-18
39分 【帝京大学】トライ 自陣から右に展開し大外を23ミティエリが走り切りそのままトライ 10高本ゴール成功 84-18
41分 【帝京大学】トライ 自陣からボールを繋ぎ最後は17津村がトライ 10高本ゴール成功 91-18
試合終了:帝京大学 91-18 日本体育大学
(試合速報担当:3年 岡本泰斉・長谷川毅・湯浅宏太)
【対抗戦 日本体育大学戦 マッチレポート・コラム】
《BRIEF REVIEW》
対抗戦第4戦は日本体育大学との戦い。開始早々、マイボールのセンタースクラムを押し込み、ペナルティを得て、敵陣に攻め込む。ここから展開するが、前日の日本代表戦での中村亮土選手のリプレーを見るかのようなパス・インターセプトをされ、そのまま走り切られて、先制点を奪われてしまう。
しかし、帝京は慌てることなく、自分たちのプレーに徹する。No8奥井のジャッカルでペナルティを得て、チャンスを作る。8分、ラインアウトからモールを形成。押し切れなかったが、ボールを出し、ラックからLO江里口-FL山添と渡り、山添がトライ。SO高本幹のゴールも決まり、同点とする。続く10分には、相手のドロップアウトからFB二村がカウンターアタック。抜け出して、HO江良にパス。江良が走り切って逆転トライを奪う。13分にPGを返されるが、18分、クリック・スローインから展開し、WTB高本とむ がトライ(21-10)。
これでやや安心したか、攻めながらもミスやペナルティが多くなる。PGを決められるなど、相手に流れを渡してしまう時間帯となるが、33分、キックカウンターからCTB押川が抜け出し、さらにWTB高本とむが前進。ラックからのボールをSO高本幹がキックパス。WTB大籔がうまくキャッチし、トライ(28-13)。41分には、スクラムを押し込んでペナルティを得て、チャンスを作ると、ラインアウト・モールからHO江良が持ち出してトライ。35-13で前半を折り返した。
後半は、3分にCTB押川がインゴールへグラウンダーのキックを蹴り、WTB大籔が落ち着いて押さえてトライ。さらに12分、相手ボールのラインアウトを奪い、FWで攻撃。No8奥井が抜け出してトライ。その直後、キックオフのボールをキャッチミスし、相手に走られ、トライを奪われるが、ここから帝京はしっかりと体を当てていくプレーを増やし、チャンスを作っていく。
22分、スクラムを押してペナルティをもらうと、ラインアウト・モールを押し込み、HO江良がトライ。その後、途中出場のCTB松山がキックで新ルール「50:22」を決めるなど、チャンスが増える。28分、SO高本幹が相手からボールをもぎ取り、ターンオーバー。FW、BKでつなぎ、最後はPR津村が相手ディフェンスをはじいてトライ(61-18)。
30分、FL青木が負傷し、ベンチに残っていた岡本泰がFLとして出場(本職はSH)。いきなりスクラムでの再開となるが、しっかりと押し込む。34分には岡本泰のタックルからターンオーバーし、連続攻撃。ラックから、SO高本幹-CTB松山とつなぎ、松山がトライ。37分にはスクラムでターンオーバーしてつなぐ。SO高本幹が仕掛けて抜け出し、PR津村につなぎ、津村がトライ(75-18)。39分には、キックオフのボールをキャッチしてつなぎ、WTBツイナカウヴァドラが自陣22mの内側から走り切ってトライ。42分にもキックオフからつなぎ、再度、WTBツイナカウヴァドラが抜け出す。今度は自ら持っていかずにうまくパスし、FB二村が抜け出す。ラックから、PR奥野-HO大澤-PR津村と、FW第一列でパスをつなぎ、津村がトライ。津村は後半21分からの出場ながら、3トライを奪った。91-18で帝京が勝利し、対抗戦での勝ち点を19とした。
なお、協会が選ぶプレーヤーオブザマッチおよびチームが選ぶゲームMVPには、この日、難しい位置からのキックも数多くあった中、13本のゴールキックをすべて決めたSO高本幹が選ばれた。
《COLUMN》
―― 相馬朋和コーチがフルタイムコーチに就任 ――
非常勤コーチ・チームアドバイザーとして、2014年度から帝京大学ラグビー部の指導に携わってきた相馬朋和コーチが、この10月1日から帝京大学所属となり、フルタイムのコーチとして指導にあたることになりました。来年度からは大学院にも通い、大学の先生として今まで以上に深くチームに関わっていくことになります。
現在は群馬から単身赴任中。朝一番にクラブハウスに駆け付け、鍵を開け、学生たちと顔を合わせるのが日課だと言います。
「何をするというわけではありませんが、毎朝、学生たちの顔を見ると決めてやっています。何かあればすぐに対応できますし。単身赴任は、子どもの学校の問題もあるので、仕方ないですね。下の子が中学校に上がるタイミングで、家族みんなでこちらに来てほしいですが、果たしてどうでしょうね(笑)。とはいえ、毎週、オフの曜日には群馬に帰らせていただいているんです。これは岩出先生のご厚意で『毎週、帰れ』と。」
岩出監督とは接すれば接するほど、その人としての大きさに圧倒されると言います。
「岩出先生は大きい。人間も大きくて、懐も深い。翻って、自分は小さいなあと思ってしまいます。私が現役を引退してコーチになった8年前も『おまえは教えすぎ』とご指導いただき、今もまた『おまえが答えを言ったら、学生は考えなくなるし、おまえを頼るようになってしまうだろう』と。気を付けるようにはしているのですが、まだまだ思わず教えてしまうことも多いです。」
「僕は岩出先生にはなれません。僕は僕にできることをやるしかない。岩出先生から学ぶべきことを最大限に学んで、その上で自分のできることをやっていきたいです。」
やさしい口調ながら、強い意志が感じられる言葉でした。相馬コーチが持つ、国内トップレベルのラグビーノウハウと学生たちに寄り添う温かさが、今後、帝京をどう変えていくでしょうか。とても楽しみです。
(文・木村俊太/写真・川本聖哉)
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