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■後半、流れを変えるトライを奪取した
HO 江良颯（2年）

「試合前は、いままで積み重ねてきたことを80分間、しっかりやり続けようと思って臨みました。初めての国立競技場はすごい競技場だなと思いましたが、特にそれで緊張するなどはありませんでした。やってみた感じとしては、包まれているというか、いろいろなところから見られているような感覚を覚えました。また、声が届きにくいのもわかったので、次はもっといいコミュニケーションができると思います。
京都産業大学さんに対しては、けっして油断していたわけではないのですが、前の試合で同志社大学さんにいい形で勝利できたことで、いつもとは違う気持ちで入ってしまい、いつものように体を当てることができなかったのかもしれません。決勝ではそういうことのないようにしたいです。
ハーフタイムに岩出監督から『このままでは勝てない。魂のところで負けている』と言われ、ファイティング・スピリットがいつもと違うことに気付けたことで、全員が緊張感を持つことができ、後半はいいゲームをすることができました。前半から、自分たちがアタックできれば得点できる自信はあったのですが、ミスやペナルティが多くなって、相手にアタックされる時間が長くなってしまいました。後半はペナルティもなく、スクラムもいい形で組めていたので、そこがいい方向に向かえた最大の要因だったと思います。ハーフタイムに『絶対にペナルティをしないようにしよう』と確認したのもよかったと思います。
後半20分に細木さんが出てきてくれましたが、スクラムに関してはその前から『大丈夫、行ける』という感覚はあって、そこに細木さんが来てくれて『もっと大丈夫』になった感じです。
次の決勝戦も、この1年間に積み上げてきたものを80分間、出し続けることが大事だと思うので、いままでやってきたことを信じて、力を出し切りたいと思います。」