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剣道部紹介

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卒業生からのメッセージ

卒業生からのメッセージ

東京都・民間企業就職
大城 弘也 (2021年卒業・第52期男子主将)

 帝京大学剣道部としての4年間を終えた今、僕たち帝京大学剣道部をご指導くださった小澤監督をはじめ、大塚先生、OB,OGの先輩方、そしてサポートしてくださった保護者の方々、関係者の皆様に心の底から感謝させていただきます。本当に有り難うございました。

 ここで、僕が52期の男子主将として役割を担った理由を感謝と共に書かせていただきます。それは、僕が一学年時の四学年の先輩にあたる木屋光晴先輩(当時主将)の存在です。当時一学年だった僕は、主将であった木屋先輩の非常に仲間想いである所や、誰よりも努力を重ねている姿、人としての在り方を見ていて、本当に人望の厚い先輩だなと感じておりました。その姿を見て、僕自身も木屋先輩のような信頼される主将になりたいと思ったことが理由となります。木屋先輩、4年前の木屋先輩との出会いが、僕の大学剣道の目標となり、52期主将として多くの成長をさせていただく機会となりました。本当に有り難うございました。

 僕たち帝京大学剣道部52期生の最後の年は、感染症の影響で全ての大会やイベントが中止となり、これまで鍛錬してきたものを発揮する機会がこの一年を通してありませんでした。

しかし、僕自身は全く後悔しておらず、むしろ素晴らしい一年になったと感じております。非常に悩まされる時間もありましたが、誰も経験したことのない状況での剣道部の活動は、監督と選手とがより近づきこれからの活動に対し真剣に考え、OB.OGそして保護者の方々がそれを理解くださり、マスク等の支給などにより安全に剣道部員が活動できたという経験は、帝京大学剣道部に関わる全ての方々が一致団結してこそだと感じております。本当に有り難うございました。まだまだこの苦しい期間は続いてくるとは想いますが、これからは僕自身もOBとしてサポートしていきたいと思っております。

後輩たちに伝えたい事、それは『時間は有限である』という事と『感謝』です。現在は感染症の影響で活動が自粛となっているかと思います。この期間をどう過ごすかという言葉はありきたりに聞こえるかもしれませんが、非常に大切です。今の行動が今後の人生にどう生きてくるのか、後悔しないためには今何をすべきなのかを考え、時間がある今だからこそ何か新たな挑戦や自分を見つめ直す良い機会になるかと思います。そして、1年間僕についてきてくれた選手の皆さん本当に有り難うございました。

最後に帝京大学剣道部に関わる全ての方々へ

帝京大学剣道部52期生は、この4年間で得た経験を生かし、それぞれの道で飛躍していきます。本当に有り難うございました。

東京都・民間企業就職
門川 舞奈 (2021年卒業・第52期女子主将)

始めに、ご指導してくださいました小澤監督、OB・OGの先輩方、帝京大学剣道部に携わっている方々に心から感謝申し上げます。

私は帝京大学剣道部に入部した当初は、「4年間選手として試合に出て、個人も団体も全日本学生剣道選手権大会に出て活躍する。」という強い思いをもっていました。
1年生の時は団体で選手として試合にださせていただき、私自身活躍出来なかったものの、同期や先輩に助けられ、帝京大学では7年ぶり全日本学生剣道選手権大会出場を果たしました。
しかし、個人戦では部内戦で良い結果を残せず、出場権を得られませんでした。15年間剣道を続けてきて今まで選手から落ちたことがなかった私にとってこの個人戦はとても屈辱なものでした。
この時私は悔しくて、高校の時みたいに誰にも負けない努力をしようと誓い、稽古後も自宅に帰って学業の他にトレーニングや、素振りをしました。それが結果に結びついたのか、
東京都学生大会では準優勝という功績を残すことができ、努力は人を裏切らないと改めて実感しました。

学生剣道を終えた今、数多くの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。楽しかった思い出もあれば、剣道部を辞めたいと思ったことも多々ありました。
そんな時支えてくれたのが同期の存在でした。
私の代は同期に恵まれ、女子10人という人数が多い中で最初は「うまくやっていけるのかな。」など不安な気持ちもありました。でも、4年間の中で1度も喧嘩や仲間割れすることなく卒業を迎えることができ、最高な仲間だったと思います。

だからこそこのメンバーで全日本学生剣道優勝大会に出場したかったというのが唯一の後悔です。当初は新型コロナウイルスなんて存在しなかったら…など考えてしまう時もありました。
でも、今となっては当たり前に剣道ができていた日々を忘れてはいけないと思います。
剣道が出来る環境が当たり前ではないという事を新型コロナウイルスを通じて、身をもって感じ、後輩たちには剣道ができる環境があるということ自体に感謝の気持ちをもって日々の練習を頑張ってほしいと思います。

これまでお世話になった方々に心より感謝を申し上げます。4年間本当にありがとうございました。これからの後輩たちの活躍に期待し、健闘を祈っています。

後輩たちへ託した想い

埼玉県・民間企業就職
海寳 真太郎 (2020年卒業/51期男子主将)

 私は4年間の大学生活を経て、沢山の経験をし、沢山のことを学ぶことが出来ました。また、多くの人と関わることができ私自身も成長することができたと思います。私が成長出来た背景には、指導してくださった小澤監督をはじめ、佐々木コーチや先輩、同期、後輩がいたからだと思います。

 私は入試の際に1度道場を拝見させていただきました。その時感じたことは「こんな立派な道場で稽古できるのか」と言う第一印象でした。そのような思いと期待を膨らませ、いざ入学する強い同期や先輩方がたくさんいて、私もその中で埋もれず負けじと戦い抜くことを決心しました。

 最初の関東学生剣道選手権大会で同期の1人が出場しました。惜しくも良い結果とはいきませんでしたが先を越されてしまったと言う思いとそれとは反対にその同期には絶対負けないと言う気持ちを強く持ちました。それからの私は努力を重ね、秋の関東学生剣道優勝大会に1年生と言う立場ながら出場させてもらうことができました。結果は良くも悪くも敗者復活戦で勝利し全日本学生剣道優勝大会の切符を手にしました。試合の勝ち負けよりも嬉しさが増し、その嬉しさを仲間のみんなや先輩方と分かち合ったことを忘れません。当時の先輩方はその大会を目標にやってきて先輩方と一緒に出場できたことは嬉しく思いますし、一緒に戦えたことも私の財産の1つです。

 当時の主将からはいろいろなことを教わりました。関東学生剣道優勝大会の時も全日本学生剣道優勝大会の時も。それ以外でも合宿や普段の練習の在り方など数え切れないくらい多くのことを学びました。

 学年が2、3年に上がるにつれ後輩もでき、学ぶことから教えていく側へと移り変わりました。

 2、3年時は私自身関東学生剣道優勝大会に出場するものの全日本学生剣道優勝大会への切符を手にすることは出来ずにチームとして悩んでいる時期でした。そんな中で当時の4年生が引退し、私が主将となり新体制を向かえました。試合で勝つためにはどうしたらいいのか、高校とは違い大学は成人し個人それぞれの考えや意見があり、それらを尊重し、主将として部員をどのようにまとめていくのかを常に頭に置きながら行動することを心がけていました。

 主将になった当時は不安ばかりでした。でも、その不安を和らげてくれたのは仲間の支えがあったからです。仲間の支えがなかったら今の私はないと思います。時には意見がなかなかまとまらなくぶつかり合ったこともありますがそれも1つの経験として大きく成長できたと思います。正直、悩み苦しい時期もありましたが、小澤監督や佐々木コーチからのアドバイスや仲間の協力のおかげでこの1年間活動できたのだと思います。

 4年間沢山の試合に出場させていただき、良い結果も悪い結果もありました。その経験を踏まえて私たちの代では全日本学生剣道優勝大会に出場し、上位進出を成し遂げたいと言う強い気持ちがありました。その目標を達成する為には今まで教わったこと以上に自分たちどのようにしたらいいのかを考えその一つ一つを上級生が率先して行動してきました。やれることをやり切り本命の最後の関東学生剣道優勝大会に部員の強い意志、出場できなかった部員の分もやるだけだと心に誓って挑みました。結果は僅差で敗退し全日本学生剣道優勝大会に出場することができませんでした。共に頑張ってきた仲間と小澤監督、佐々木コーチ、諸先輩方、両親、恩師に恩返しできずとても残念な結果となりました。最後に喜びを分かち合うことができなかったことが悔しかったです。この思いは一生忘れません。

 しかし、これらの経験を糧に失敗してもめげずに自分のやってきたことは間違ってなかったと言うことを信じて次なる目標に向かっていきたいと思います。また4年間で教えていただいたことは剣道だけではなく、社会に出ていくために必要なことを考えさせられ、学ばせていただきました。これからの人生を歩む上でも大きな自信として、この先どのような困難があっても乗り越えられる力が身に付きました。

 最後に後輩たちへ伝えたいことは自分たちがやってることを信じて最後まで自信を持って何事にも負けじとどんな大きな壁にぶつかることがあってもその信念を貫いていってほしいことです。私がやってきたことが間違ってると言う人もいるでしょう。でも私は自分を信じて最後まで自分の信念を貫きました。思うような結果がでなくても最後は笑って終われるようなチームになってくれることを信じてます。私たちの代で達成できなかったことを後輩たちへ託します。一つ一つのことに一生懸命になって取り組んで自慢できる大学生活を送ってください。今後の活躍に期待し、健闘を祈ってます。

 この4年間でたくさんの人に関わり、お世話になり、見守ってくださって感謝の気持ちでいっぱいです。本当に4年間ありがとうございました。

帝京大学剣道部に感謝を込めて

東京都・民間企業就職
伊東 有菜 (2020年卒業・第51期女子主将)

 始めに、4年間の大学生活を無事にすることができたのも、暖かく丁寧にご指導してくださいました師範の大塚先生、小澤監督、佐々木コーチ、そしてお忙しい中稽古に来てご指導してくださったOB・OGの先輩方のおかげであると我々一同心から感謝しております。  大学生活の4年間は一瞬で過ぎ去り、ドキドキして迎えた入学式を昨日のことのように感じます。

 私は、4年間の中で全日本学生大会に出場する。という目標をたて剣道部に入部しました。入学時点での女子の部員数は、7名で決して多い人数ではありませんでしたが、積極性をスローガンの基で先輩方と共に努力した時間はとても楽しく良い経験となりました。

 2年時には、目標であった全日本学生剣道選手権に7年ぶりに出場することができました。その際に、私は大将というポジションを任されました。全日本をかけた試合では、選手7名が緊張しながらも、粘り強く食らいつこう!という強い気持ちで試合をしました。そして1対1の副将戦中、監督が待機している私に、「逃げずに自分らしい試合をしてこい」といってくれたおかげで心の中の怖さが抜けました。さらに、コートに入っていくときも選手7名と応援してくれている部員のメンバーや保護者の方々が気持ちの入った目で頷いてくれたおかげで肩の力がぬけて立ち向かっていく試合ができたのを覚えています。

 次の年には、思うような結果を出すことができず、落ち込んでいたこともありましたが同期や後輩が一緒に自主練習につきあってくれたり、小澤監督が丁寧にご指導してくださったりしたおかげで前を向くことができました。

 私は入学当初、高校までの生活とは違い、大学は学業も部活も一人暮らしの家に帰った後の時間もすべて自己判断で行動しなければいけないことに自由さを感じたことを覚えています。しかし、自由というのが怖い物で、物事に対して一生懸命取り組むのも自分、取り組まないのも自分という環境は、求めて行動できる人は伸びていきますが、そうでない人は剣道の技術も考えて行動する力も停滞または低下してしまいます。後輩たちには、何かを犠牲にしてでも目標を達成するために努力し続けてほしいと思います。あきらめずに目標を持って稽古してください。今後の活躍に期待しています。

 これまでお世話になった方々に心より感謝を申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。4年間本当にありがとうございました。

伝え残したいこと

東京都・民間企業就職
坂本 柊磨 (2019年卒業/50期男子主将)

 私は大学生活4年間でたくさんのことを学び、人として成長することができました。また私が4年間頑張ることができたのは師範の大塚先生をはじめ、小澤監督やOB・OGの先輩方のご指導、同期や後輩の支えがあったからだと思います。ありがとうございました。

 約1年間主将をやらせていただきましたが、最初は不安ばかりで何事も緊張しながらやっていたのを覚えています。そんな時一番の支えだったのは同期の存在でした。分からないことや悩んでいることがあったら相談にのってくれたり、時には厳しい意見を言ってくれたり、私が決めたことに文句ひとつ言わず一緒にやりきってくれたおかげで約1年間主将という役職を悔いなくやりきることができました。4年間のうち、主将として過ごしたこの1年が自分自身一番成長することができ、たくさんのことを学ぶことができたと思っています。

 私が伝えたいことは人間というものは何でも1人でやっていくことはできないということです。仲間や周りの人たちが支えてくれることで何事も成し遂げられると思っています。後輩たちはこれからの学生生活で頑張ることはもちろんですが、たくさんの人に支えられてここまできたということを忘れないでください。

 最後に4年間本当にお世話になりました。これからはOBとして後輩たちの活躍を期待しています。

帝京大学剣道部での4年間

東京都・民間企業就職
山田 朋花 (2019年卒業/50期女子主将)

 始めに、小澤監督、大塚師範、佐々木先輩、OB・OGの先輩方、帝京大学剣道部に携わっている方々に心から感謝申し上げます。

 私は、沖縄本島から上京してきました。上京当初は、大学生とはどういうものなのかと不安もあり期待もありました。これまでの生活とは違い、部活動もそうですが、学業も全てを自分で考えながら行動していかなくてはいけない事に、これまで自分が親や周りの人にどれだけ甘えていたのかを改めて知ることができました。高校までの感謝の気持ちを返すつもりで部活動に励んでいましたが、結果は思うように伸びず、地元に帰りたいと思う日もありました。しかし、それを乗り越えることが出来たのは、先輩、後輩、そして、同期の仲間のお陰だと思います。先輩方は、剣道での技術面は勿論、普段の生活でもとても可愛がってもらいました。また、可愛い後輩達との稽古はとても楽しく充実したものでした。同期とは、時にぶつかる事もありましたが、お互いに切磋琢磨しあって励まし合いながら4年間を過ごすことが出来たと感じています。

 私達は3年生の夏、関東女子学生剣道優勝大会で7年ぶりに全日本女子学生剣道優勝大会への切符を手にすることが出来ました。私自身、レギュラーメンバーではなかったもののチームで成し遂げた事はとても嬉しいものでした。それから、最高学年となり、女子主将を務めさせていただく事となりました。去年成し遂げた全日本女子学生剣道優勝大会への出場を目標に、今年も出場は勿論、上位進出を目指していました。また、私は今年こそはレギュラーメンバー入りするといった目標を掲げていました。しかし、どちらの目標も達成することができずとても悔しい思いをしました。最高学年では、悔いは残る事もありましたが、いろんな経験をすることができ、自分自身、大きく成長できた1年間だったと思います。

 4年間を振り返り、帝京大学剣道部に入部して良かったと思います。そして、これからは色んな人との出会いを大切にしていきたいと思います。長いようで短い4年間本当にお世話になりありがとうございました。

帝京大学剣道部で教えられたこと

熊本県・消防士志望
木屋 光晴 (2018年卒業/49期男子主将)

私は4年間剣道部で活動していく中で多くのことを学ばせていただきました。また帝京大学で剣道をすることができ、良かったと思っています。そしてこの4年間頑張れたのは、大塚師範をはじめ、小澤監督、先輩方、両親の支え、同期や後輩の助けがあったからだと思い心より感謝しております。

 私の高校時代は、自分の力不足でレギュラーに入り試合で活躍することができませんでした。その悔しさもあり、大学ではレギュラーに入り結果を出したいと入部させていただきました。それから4年間たくさんの試合に出場させていただき、3年生の時には自分にとって初めての全日本学生剣道選手権大会、全日本学生剣道優勝大会に出場することができました。試合に勝った喜びや負けた時の悔しさ、チームワークの大切さを経験させていただきました。最高学年でも個人、団体と全日本学生大会に出場し結果を出すために朝稽古や日々の稽古、筋力トレーニングなど取り組んできました。試合で勝つためにはどうしたらいいのか、高校とは違い大学は成人し個人それぞれの考えや意見があり、それらを尊重し、主将として部員をどのようにまとめていくのか、悩み苦しい時期もありました。小澤監督からのアドバイスや部員の協力のおかげでこの1年間活動できたのだと思います。また自分自身、心の成長をさせていただきました。

 4年間の集大成としての結果は個人全国ベスト16、本命である団体では関東予選敗退で全日本優勝大会に出場することができず結果を出すことができませんでした。代表戦で勝ちきれず共に頑張ってきた仲間と大塚師範、小澤監督には申し訳なく、とても残念な結果となりました。今まで支えていただいた方々に恩を返せず又共に頑張ってきた仲間と喜びをわかちあうこともできず本当に悔しかったです。この思いは一生忘れることはできません。

 しかし、これらの経験を糧に失敗にめげず学び考え行動し立ち上がる勇気をもって、自分の目標に突き進んでいきたいと思っています。また4年間で教えていただいたことは剣道だけではなく、社会に出ていくために必要なことを考えさせられ、学ばせてもいただきました。これからの人生を歩む上でも大きな自信として、この先どのような困難があっても乗り越えていこうという力をいただきました。

 最後に後輩たちに伝えたいことは、何事にもメリハリを持ち、一つ一つのことに一生懸命取り組んで有意義な大学生活を送ってください。今後の活躍に期待しています。
これまでお世話にになった方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

帝京大学剣道部で学んだこと

富山県・教員志望
内尾 知英 (2018年卒業/49期女子主将)

 はじめに、4年間ご指導してくださいました師範の大塚先生、監督の小澤先生を始め、お忙しい合間を縫って稽古に来てくださったOB・OGの先輩方に深く感謝申し上げます。

 学生剣道を終えた今、数多くの思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。入部できるか分からない状態で防具を片手に上京した日のこと、初めて小澤先生のもとへ挨拶に伺った日のこと、広くてきれいな武道館へ初めて入った日のこと...。高校までに何一つ実績を残していない私にとって、伝統ある帝京大学の剣道部へ入部することは大きな挑戦でした。

 教職課程を履修しながらの部活動は、そう簡単なものではありませんでしたが、私にとって「教職課程」と「部活動」は大学入学時に立てた大きな目標であり、必ず最後までやり遂げるという強い意志でここまでやってくることができました。

 最上級生として過ごした最後の一年間は特に色濃く、何度も大きな壁にぶつかり自分の不甲斐なさを感じる毎日でしたが、その度に助言をくれる同期の存在はとても大きいものでした。また、卒業後も相談に乗ってくださった先輩方には心から感謝するとともに先輩方の存在の大きさ、剣道部としてのつながりの深さを感じることができました。

 そして、「自主性」という目標を掲げて、学年問わず自ら何事にも一生懸命に取り組む姿勢を大切にしてきた本年度、歴代の先輩方がずっと目指してきた「全日本女子学生剣道優勝大会」という舞台に7年ぶりに出場することができました。これは、7人のメンバーはもちろんのこと、惜しくもメンバーに入ることができなかった女子部員、毎日同じ道場で稽古に励んだ男子部員、そして師範、監督、OBの先輩方、いつも部員を支えてくださった保護者の方々、多くの人のおかげだと感じています。私自身、後輩に何を残せたかは分かりませんが、私は帝京大学剣道部の一員として毎日仲間と剣を交えることが何よりも楽しくて幸せでした。

 大学4年間で私は多くのものを得ることができたと感じています。特に剣道部で出会った仲間は私にとってかけがえのない存在で、仲間と共に同じ目標に向かって努力した日々が私の誇りです。この帝京大学剣道部の一員として過ごした日々を胸に、常に目標に向かって努力し社会に出て活躍できる人間に成長していきたいです。

卒部・卒業を迎えた今

佐賀県警察
山口 紋依 (2017年卒業/48期女子主将)

私は卒部・卒業を迎えた今、4年間ここで剣道が出来て良かったと思っています。正直、部活動に行きたくない、辞めてしまいたいと思うことが何度もありました。しかし、そこで逃げずに自分と向き合ったからこそ、今の自分があると思います。

 私は、高校で達成する事の出来なかった「全国大会出場」という目標に再挑戦する為に、大学でも剣道部に入部させてもらいました。私の同年代は女子が私1人しかおらず、不安を抱えた4年間のスタートとなりました。しかし、先輩方や男子同期のたくさんの支えのおかげでその不安はすぐに消えていました。毎日朝稽古をしたり、全体練習のあと自主稽古をしたり、稽古後や休日には食事や外出に誘ってくれたりと、部活動の時間はもちろん、部活動以外の時間もすごく充実していて楽しい毎日でした。頼りになる先輩方が卒部・卒業していかれ、気が付けば自分が最高学年という立場になっていました。自分の中でこの最後の1年が1番辛く、そして1番多くの事を学ばせてもらった1年となりました。

 最高学年として女子主将を任せてもらった私は「全日本大会出場」を目標に掲げ、まずはチーム力を向上させる為に、今まで自主的に行っていた朝稽古や後稽古を女子全員で行うようにしたり、毎日剣道日誌を書くようにしたりと自分なりに考え、様々な取り組みをしました。私は、自分の考えや思いが上手く後輩達に伝えられず、その度に悩んでいました。また、そういった悩みや迷いが自分自身の剣道にもそのまま出てしまい、主将としても選手としても中途半端になってしまい悩む毎日でした。小澤監督からも主将としての自分の考え方や行動、取り組み方についてたくさんの指摘、アドバイスを受けました。自分でもどうしたらいいか分からない事が多くて、大好きなはずの剣道が嫌いになるくらい毎回が辛かったけど、今思い返せば、自分で行動に移すということを教えてくれた小澤監督には感謝しています。また、こんな自分に最後までついてきてくれた、というか最後まで一緒に頑張ってくれた後輩達にもすごく感謝しています。
結局、最後の最後まで「全日本大会出場」という目標は達成出来ませんでした。1年生の頃からたくさんのチャンスを与えてもらったのに、一度も全日本に出場する事が出来なかったので悔しい気持ちはもちろん残っています。しかし、確実にチームとしての力はついたと思うので、後輩達が今後さらに上のレベルを目指して、私が達成出来なかった「全日本出場」という目標を達成してくれるのを楽しみにこれからも応援していきたいと思います。

最後に、たくさんの事をご指導していただいた大塚先生、小澤監督を始め、たくさんお世話していただいたOB・OGの先輩方、いざというときには励まし助けてくれた同期、最後まで一緒に頑張ってくれた後輩達・・・そして離れていてもいつも1番近くで1番の味方として私を支え続けてくれた家族。この多くの人の支えがあったからこそ、4年間が無事に終われたと思います。この感謝の気持ちを忘れず、これから少しずつでも恩返しをしていける様、また新たな道を進んでいきたいと思います。

4年間、私に関わってくださった多くの方々、本当にありがとうございました。

帝京大学剣道部で学んだこと

熊本県 飲食関係民間企業
中川 堅太 (2017年卒業/48期男子主将)

私は帝京大学剣道部で多くのことを学ばせていただき、たくさんの経験をしました。

私が4年間剣道部で頑張ってこれたのも、大塚師範をはじめ、小澤監督、諸先輩方、両親の支え、そして何より仲間や後輩達の助けが一番の支えでした。

剣道部で過ごした4年間は正直楽しいだけの毎日ではありませんでした。経験のない主将という立場で全国から集まった選手と共に試合で勝利することだけでなくアスリートとして、また大人になるための自覚・思考力を身につけるために日々何が大事で何が必要なのかを考える毎日で、不器用で尚且つ頑固な部分が強かった私は毎日のように悩みいつもチームに迷惑をかけていました。
しかしその時に助け、支えてくれたのはチームの仲間でした。そこでチームの大切さや厳しさをあらためて学び、勝った喜びや負けたときの悔しさを共有することができ、とてもいい経験ができました。

自分自身この4年間でとても悔しい想いがいくつもあります。その経験を忘れることは一生できません。しかしその経験を糧にこれからの人生何度失敗しようと、考え行動に移し立ち上がる勇気をもって後輩たちに負けないよう頑張りたいと思います。

最後に後輩たちに、私がチームに伝えられたことはわずかで何もできませんでした。
ただ、ひとつだけ伝えたいことは、何事にも一生懸命に取り組んでほしいことです。その中から必ず何かが見つかり、最後には絶対やっていて良かったと思える日がくると思います。私はその経験をすることができたので後輩たちにもそんな経験をしてほしいと願っています。

4年間様々な経験をさせてもらい本当にありがとうございました。
これからの後輩たちの活躍に期待し、健闘を祈っています。

帝京大学剣道部で学んだこと

東京都 車両関係民間企業
坂本 諒磨 (2016年卒業/47期男子主将)

私が4年間を通じて1番大きく感じたことは、仲間の存在の大きさです。

最上級生となり主将になった時、私自身、主将という役割が初めてでやり遂げることができるのか、不安しかありませんでした。そんな中、同期を初め仲間の部員達から「お前らしくやればいい。ついて行くから。」と言ってくれ、私が主将としてやりたいこと、どのようなプロセスで部員をまとめ運営していくのかを真剣に話し合い、時には厳しい意見を投げかけてくれました。
また、後輩たちも自分の考えに賛同してくれた上で、より良い環境作りを考え意見をしてくれたことが自分にとっての自信となり1年間主将と言う重責を悔いなく遣りきることができました。

この仲間が支えてくれた主将としての1年間は、これからの人生を歩む上でも、大きな自信として、この先どのような困難があっても乗り越えていけると思います。

私の4年間は一言で表すと、存在の大きさを感じさせてくれた仲間に対して、またこのような環境を作ってくださった、大塚先生、小澤先生、OBの方々に対して「感謝」という言葉で一杯です。

これからはOBとしてこの想いを後輩たちに伝え、さらなる帝京大学剣道部の発展に尽力していきたいと思います。

帝京大学剣道部で学んだこと

東京都 アパレル関係民間企業
野村 咲季 (2015年卒業/46期女子主将)

私の大学生活の中心は部活でした。
週6日の練習で、横浜から大学に通っていた私にとって、勉学との両立は苦労が絶えませんでした。
特に三年の後半からの一年間は大学生活の中で一番印象強いものとなりました。

最高学年になり、女子主将を任されると同時に、就職活動も始まりました。
この二つのことを両立させる上で、就職活動をしながら、女子主将という責任ある立場から、チームをまとめあげること。また、結果をだすことに追われ、強いプレッシャーを感じていました。

しかし、そんな時にも私が剣道を続け、就職活動を乗り越えることができたのは、帝京大学剣道部に入部してからこれまでに培ってきた精神力や、監督、家族、仲間、先輩という周囲の方々の支えや応援があったからです。

このように苦労した経験が自分の成長に繋がり、改めて今の自分は様々な方々との繋がりによって出来ていると実感しました。

卒業してからも、この経験を忘れず、剣道で繋がった縁や、学んだ事を大切にしていきたいと思います。

今までお世話になった方々、ありがとうございました。
そして在校生の皆さん、辛いことやしんどいと感じる事も多いと思いますがその代わりに得るものも大きいと思うので剣道も学生生活も頑張ってください。

4年間の部活動を通して・・・

東京都 車両関係民間企業
飯泉 拓馬 (2015年卒業/46期男子主将)

師範の大塚先生を始め、諸先生方、4年間ありがとうございました。
そして、最高の後輩達、今まで本当にありがとう!
皆と切磋琢磨しあった日々は、かけがいのないものでした。

週6日の稽古。眠い目を擦りながら行った朝練。年2回の合宿。夏の蒸し風呂の様な暑さの中行なわれる二部練。冬の早朝10キロランニング。辛かった思い出でもありますが、同時に楽しかった思い出でもあります。
皆とだから乗り越えられた事が沢山あった4年間でした。

10人の同期に支えられて務めさせていただいた主将という役職。
日々、『自分に出来ることは何か』『どうすればより良いチームになるか』を考え続けた2年間でした。そんな時にいつもそばにいてくれ、支えてくれた同期は今後、社会に出ても支えあっていきたい仲間です。

2013年度の全日本では『全国の壁』を感じると共に、翌年に雪辱を果たす事を胸に誓い、稽古に励みました。しかし、私達の不甲斐なさから全国の舞台すら見せることができなかったこと、今でも悔しく思います。
帝京大学剣道部は必ず全国でも上位進出することできる力を持っていると思います。皆には是非『全国へ』そして『上へ』行って欲しいです。そして、帝京大学剣道部の名を全国へ轟かせて下さい!

剣道部で過ごした4年間は、私の大学生活の大半を占めており、剣道部なくして私の大学生活はないと言っても過言ではないと思います。
自分を色々な面で成長させてくれ、最高の仲間を見つけさせてくれた帝京大学剣道部には感謝してもしきれません。

本当にありがとうございました。帝京大学剣道部で学んだこと、培った力を存分に発揮し、社会人として成長していきたいと思います。

私の4年間

東京都保育士
近藤 美葉 (2014年卒業/45期女子主将)

私は、この部活の4年間があったからこそ、今の自分があると感じます。
正直、部活をやめたい、剣道なんてやりたくないと何度も辛いことから逃げたくなってたくさん悩みました。
また、保育士資格と幼稚園教諭の取得を目指しながらの部活との両立は、想像以上に苦しく大変でした。それでも、諦めずにここまでやることができたのはたくさんの人たちの協力や支えがあったからです。
また、嬉しいこと、楽しいことなど帝京大学に入ったからこそ味わえたことがたくさんあり、それも私にとっては続けていくための支えでした。

私は一般生として、帝京大学剣道部に入部しましたが、授業の関係で途中からの稽古の参加や稽古に参加できないこともあり、他の人に比べると新しい環境に慣れるまでに時間が掛かりました。
また、自分の努力不足の結果、同期からも遅れをとってしまい毎日が不安でいっぱいでした。それでも頑張れたのは、同期の協力や支えでした。練習量を補うために、居残り練習を一緒にしてくれたり、話を聞いてくれたり、励ましてくれたり、いつも傍で支えてくれました。
そして、最初は遠くのような存在だった先輩たちもいつも見守っていてくれて、部活の秩序を守りながらも私たち後輩に親身に接してくれました。

4年間で一番印象的だったのは、最後の一年間です。 自分が最高学年という立場になり、今まで味わったことがない経験や悩みを抱え、その時、いつも支えてくれた先輩たちの存在の大きさを感じました。 しかし、その経験や悩みを乗り越えたことで、自分にとって得られたことがたくさんありました。
その中でも、相手と真剣に向き合うということは自分を成長させてくれるきっかけとなりました。
また、相手と向き合うことの大切さを学ぶことができたのは、本当に良い経験となりました。その時の部活のことや後輩たちのことなどに対して同期と真剣に話し合うことや後輩と正面から向き合うことなど、私にとって今までの自分を捨てて気持ちを強く持たなければできないことばかりで、戸惑うこともありましたが、自分が出来ることを精一杯やりました。
最後まで一緒に走り続けてくれた同期と頼りない私に向き合い支え続けてくれた後輩たちには、すごく感謝しています。
また、こんな私にもたくさんのチャンスをくださったり、朝練習にもほぼ毎日付き合ってくださるなど、親身になって支えてくれた先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、一番近くで支えてくれた両親にも感謝したいです。

全日本学生優勝大会に出場できなかったことは、とても悔しいですが、自分が4年間続けてきたことには後悔はありません。
長いようであっという間だった4年間のたくさん泣いて、たくさん笑った思い出は、一生忘れません。

この4年間で得たものを活かして、これからも自分らしく何事にも全力で取り組みたいです。br また、今まで支えてきてくれた人たちに、恩返しできるようにこれから社会のレギュラー目指して頑張りたいと思います。

帝京大学剣道部で学んだこと

熊本県公務員
赤星 佑幸 (2013年卒業/44期男子主将)

私たち剣道部は月曜日から土曜日の週6日間、日々剣道日本一を目指し頑張ってきました。
私は4年間、帝京大学剣道部で、多くのことを学びました。剣道はもちろんのこと、人として成長できた4年間だったと思います。先輩・同期・後輩と切磋琢磨し、目標に共有することにより、楽しい思いや悔しい思い数多く経験できました。
私はもちろんのこと同期もここまでやり通せたことには、先生方をはじめ、多くの先輩方のおかげだと思く感謝しています。

私の好きな言葉に「一期一会」という言葉があります。一回一回の出会いを大切にということです。
大学四年間で多くの人と出会い、多くのことを学びました。先輩方からは、試合について学びました。一年時には、関東学生優勝大会でベスト8となり、全日本学生優勝大会での上位進出を目指せるチームだと思っていましたが、全国という舞台は甘くなく1回戦敗退という悔しい思いを経験しました。また、自分も同じ舞台に立ちたいと思いから、試行錯誤しながら練習していたと思います。
師範や監督からは、勝負に対しての思い、負けない心を学び、小澤コーチには、どのようにしたら勝てるか。何が足りないのかを朝早くから指導していただきました。そして、同期とは4年間、共に過ごせたことが大きな財産だと思います。
私が、後輩に残せたことに何があるかわかりません。また、全日本学生優勝大会の出場権を逃してしまい、後輩たちには、とても迷惑かけると思います。しかし、そこは後輩の後藤を中心に頑張り今年こそは、全日本大会出場、そしてその上の目標に向かって、やってくれることを信じています。
親、先生方、先輩方に感謝して日々の練習に取り組み、5月と9月に良い結果が聞けるよう期待しています。チーム一丸となり絆を大事に頑張ってください。

最後に、大塚先生をはじめ中里先生、小澤コーチそして、多くのOBの先輩方、4年間本当にお世話になりました。

4年間で学んだこと

東京都 理・美容関連企業
藤井 実季 (2013年卒業/44期女子主将)

私がこの剣道部を通して4年間で学んだこと、それは剣道の技術だけでなく精神力や忍耐力、仲間の大切さ、礼節等を学び、なによりも諦めずに最後までやり通すことの大切さを強く学びました。
私にとって、10年の剣道人生の中で最も苦しく、辛く、考えさせられ、それと同時に一番楽しくて充実した濃い4年間でした。

私は女子の主将として、日々の稽古や合宿、試合等でチームをまとめ、全日本学生大会へ向けて精進してきました。
大きな目標に対してプレッシャーを感じてしまい、何をやってもうまくいかなったり、認めてもらえなかったりと悩んだり、自分が言っていることや、やっている行動全てにおいて自信をなくし辞めたいと思うことがありました。
そんなときでも、裏切らずにそばで支えてくれた仲間の存在があったから、最後までやり通すことができたのだと思います。
時には優しく、時には厳しく、間違っていることを厳しく指摘してくれる仲間がいたからこそ、ここまで成長することができました。

最後の大会では男女ともに全日本学生大会には出場できず、とても悔しい思いと同時に、後輩部員達には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
それでも、「お疲れさまでした。」、「ありがとうございました。」など、感謝の言葉をかけてくれた仲間にとても感動させられました。 br 私はこんな素敵な仲間に出会えたこの帝京大学の剣道部を卒業することにとても誇りを持っています。

社会人になっても、この4年間で学んだ精神力で高い目標に向かって突き進んで行きたいです。
後輩の部員達には、何事も諦めずに最後までやり通すことで得られるものはたくさんあると思うので、仲間を大切に、全日本学生大会に向けて日々精進して行ってほしいです。

帝京大学剣道部で学んだこと

熊本県武道具店
白木 健 (2012年卒業/43期男子主将)

私たち剣道部は月曜日から土曜日の週6日間、日々剣道日本一を目指し頑張ってきました。
私は4年間、帝京大学で剣道を学んできて、勝つ喜び、負ける悔しさ、部員一丸となって日本一という目標をかなえようとする姿勢、とても多くのことを学びました。
その中でも、とても強く印象に残っている言葉は・・・

「勝って反省、打たれて感謝」という言葉です。

私もこの大学生活を通じて勝ち負けを経験し、負けた時には悔しい反面、自分をもっと高めなければならないと相手に気づかされ、勝った時は嬉しい反面、この相手がいたからこそ勝利することができたのだと繰り返し何度も考えさせられました。

試合では自分が2年の時、関東学生大会でベスト8となり、全日本学生大会での上位進出を目指せるチームだと思っていましたが、全国という舞台は甘くなく1回戦敗退をという悔しい思いを経験しました。次に活かせるよう日々稽古を重ね頑張ってきましたが、3年時、4年時と全日本学生大会への出場権は獲得できず、後輩部員にとても迷惑を掛け、申し訳ない気持ちで一杯です。
これからは後輩部員たちが頑張ってくれると信じています。
後輩部員も日々日本一という気持ちを忘れずに稽古を重ね、他人に負けず、何事にも自分が一番になるという気持ちを持つことが大切だと思います。

親に感謝し、先生方に感謝し、周りの人に感謝してやっていく謙虚な心を持ち、剣道だけでなく勉学も両立し、これから先頑張っていってほしいと思います。

学生剣道を通じて・・・

長野県金融機関職員
竹内 真李 (2012年卒業/43期女子主将)

大学4年間この剣道部に所属し、先生方や先輩方、仲間や後輩たちから学んだことは沢山ありました。私はセレクションではなく一般受験で帝京大学に入学し、剣道部にも入部しました。
正直なところ小学校のころから続けてきた剣道を大学でも続けていこうか迷っていました。しかし、こうして4年間を終えてみると、たくさんの先輩方や後輩たち、同期の仲間に出会い、この剣道部で過ごすことができ、本当に良かったです。
ほかのスポーツも同じだとは思いますが、剣道という競技は特に、試合で一本を取った時のあの一瞬の喜びのために、日々の苦しい練習やプレッシャーに耐えなければなりません。むしろ、喜びや楽しいことよりも苦しいことのほうが多いかもしれません。
しかし、全日本学生剣道大会への出場が長い期間遠ざかっていた女子剣道部が2・3年時に出場できたのは、その苦しさに耐え、あの一瞬の喜びのためにチーム一丸となって頑張ってきたからだと感じています。

頑張って報われないこともありました。稽古しても稽古してもこれでは勝てないと焦った時期もありました。キャプテンとしてチームをまとめきれず、先の見えない壁にぶつかったこともありました。
しかし、そんな不安や高い壁を乗り越えられたのも、やはり仲間たちのおかげでした。時にはぶつかることもありましたが、一人ひとりが自分の役割を全うしてくれたと思います。
心残りなのは、最後にキャプテンとしてみんなを全日本学生剣道大会に連れていってあげれなかったことです。そんな後悔を残さないために、後輩のみんなには切磋琢磨して日々の稽古に精進してもらいたいと思っています。

そして、帝京大学剣道部で過ごせたことに感謝し、ここで学んだことを就職先で活かしていきたいと思います。
4年間ありがとうございました。

4年間の部活動を通して・・・

福島県医療機関職員
増子 美樹 (2011年卒業/42期女子主将)

帝京大学剣道部で過ごした4年間、全日本の舞台で活躍するという目標にむかって、厳しい稽古にも共に耐え抜いた大切な仲間と出会うことができました。また、私は4年間の部活動を通して「諦めない心」を学ぶことが出来ました。苦しいことや辛いこともたくさんありましたが、この4年間があったからこそ自分自身、成長することができたのだと思います。

私は剣道部に入部してすぐに、部室にある全日本出場時のパネルや賞状に目を奪われました。全日本に出場するのは当たり前、目標は全日本で上位に入賞すること、私は先輩方のレベルと意識の高さに圧倒されてしまい本当に自分がここでやっていけるのか不安でした。しかし、そのような環境の中で剣道をしているう ちに自然と「自分も全日本の舞台に立ちたい」という目標ができました。

毎日の苦しい稽古や頑張ってもなかなか試合で結果がだせない時には、目標を見失いそうになったこともありました。それでも、4年間「全日本の舞台」を目指して頑張り通すことができたのは、共に汗をながし励ましてくれる仲間、支えてくれる先生がいたからです。そして、どんなに苦しい稽古の時も、勝てない時も決して消えることのない全日本への憧れと想いがあったからです。

私が3年生の時、チームは全日本への出場権を手にすることができました。しかし、私はその喜びを選手としてではなく応援する側としてしか味わうことができませんでした。嬉しい気持ちの半面悔しい思いもしました。その時に「来年は絶対に選手として全日本にいく!」と今まで以上に全日本への想いが強くなりました。それからの1年間、わたしは女子の主将も任せてもらいながら常に全日本への意識をもって稽古に取り組むようにしました。私にとって最後の関東大会では全日本への出場権を獲得することができ、最初で最後の全日本の舞台にたつことが出来ました。目標であった全日本の舞台に立つことができた時には涙が出るほど嬉しかったです。私が全日本に出場することができたのは「全日本への諦めない心」があったからだと思います。そして、それを支えてくれる同じ目標をもった仲間と先生がいてくれたからです。時には励まし、時には叱ってくれる仲間がいたからこそ私は諦めずに頑張れたのだと思います。帝京大学剣道部は他に負けないチームとしての団結力があります。それが帝京大学剣道部の強みです。

私は社会人になった今でも目標をもって努力を怠らず、何事も諦めずにチャレンジしています。4年間の部活動を通して学んだ「諦めない心」をこれからも大切にしていきたいと思います。

学生時代を振り返って

千葉県警察
河野 貴俊 (2011年卒業/42期男子副主将)

私にとって学生時代の4年間は、剣道の技術は勿論のこと、人間としてとても成長することのできた4年間だったと思います。中でも1人1人考え方や価値観が違う「大人」である仲間を1つにするという点では特に苦労し、また私を成長させてくれたと思います。

帝京の剣道部では常に「自主性」が求められます。高校までの剣道のように「監督にやらされる」のではなく、「自ら課題を持って剣道に打ち込む」ということです。このことはとても大切だと思います。なぜなら社会に出たら自分のことを規則で縛ったりしないからです。その中でも「自ら課題を持って」仕事に打ち込まなくてはいけないからです。

しかし、この「自主性」というものを、厳しい剣道というスポーツにおいて部員全員が行うということは、とても難しいことでした。私が入学したころは、自分に厳しく「自主性」をもって日々の稽古に打ち込む部員はもちろん沢山いましたが、その反面、高校の時のように強制されないのだから、なあなあに剣道やればいいやという部員も沢山いました。そんな部員にも「自主性」をもって稽古に取り組んでもらうためにはどうしたらいいのか...。また、そんな部員が剣道部の空気を乱してしまっては、結果を出せないのではないか...。そんなことを考えながら日々を過ごしていた覚えがあります。

言葉で直接伝えても、相手は考え方も価値観もすでに出来上がっている「大人」です。なかなか変わってもらえないし、あまり言い過ぎても逆効果でした。辞めていってしまった仲間も沢山いて、どうしたらいいのか悩んだ時期もありました。

そんなとき、2個上の先輩に「周りのことなんて気にしなくていい。お前が人一倍努力していれば見ている人は見ているから。」と言葉をかけられました。私が悩んでいたことをその先輩が知っていたかどうかは分かりませんが、そのときの私にはとても響きました。それからは誰よりも一生懸命に稽古しました。そしてOFFの日は誰よりも数多く自主練しました。1人でも私に共感し、ついてきてくれることを願って頑張りました。

すると私が4年生になった頃には、不思議と普段の稽古が活気で溢れるようになり、またOFF期間中にはどこのスペースを使って稽古をしようか迷うくらい数多くの部員が自主練を行うようになりました。とてもうれしかったです。

大学4年間は私をとても成長させてくれました。そしてそこで出会った帝京剣道部の仲間が大好きです。時には喧嘩したり、口さえもきかなくなったこともありました。しかし今となっては良い思い出であり、一生の宝です。
社会人になってからは剣道がしたくてもなかなかできません。社会人になって後悔しないためにも、今、一生懸命剣道に打ち込んで欲しいと思います。そして是非、全日本で結果を出して欲しいと思います。私も立派な警察官を目指して頑張ります。