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優勝報告会を開催しました
2022/03/03
2022年2月26日(土)帝京大学八王子キャンパスキュリオシティホールにて、輝かしい成績を収めた本学空手道部の優勝報告会が開催され、全日本空手道連盟ほか空手競技関係者および本学空手道部保護者や卒業生、大学関係者を含めた約100人が参加しました。
本年度の空手道部の活躍は、個人戦の全日本学生空手道選手権大会では4種目中3種目で優勝(3冠)、また団体戦の全日本大学空手道選手権大会の形の部で男女ともに優勝、男子団体組手が12年振りの優勝(3冠)という成績を収めました。
主催者あいさつとして、理事長・学長 冲永佳史は「昨年は実施が叶わなかった優勝報告会の開催を光栄に思う。コロナ禍でも感染対策を行いながら練習を継続し、実力を蓄えてきた。オリンピックが開催された2021年度はさまざまな出来事があったが、学生は乗り越え、素晴らしい結果を残した。このことは、空手道部が日々誠実に鍛錬に励み、学生自身が実力を発揮すべく頑張ってきた成果である。本学は「自分流」という教育理念を掲げ、この予測しえない社会においても、自分がすべきことを考えられる学生を育てており、空手道部はそれを具現化している。スポーツを軸とした研究活動を展開する環境が整う八王子キャンパスにおいて活動する学生たちを、今後も安心して見守ってほしい」と話し、優勝報告会参加に対する感謝の意を述べました。
本学空手道部監督・師範 香川政夫からは、素晴らしい報告会開催に対する感謝と日ごろの支援に対するお礼が述べられた後、2021年度はコロナ禍での非常に大きな出来事があったと話し始め、「今まで空手道部を支えてきたOB・OG会会長の守屋武さんが亡くなり、辛い時期があった」と明かしました。その状況下でも「学生や卒業生が素晴らしい成績を収めてくれたことがこの上ない喜びとなった。1998年から掲げている真向勝負というスローガンのもと、逃げずに自分で乗り越える力を蓄えるために稽古をしてきた。大学の配慮により、コロナ禍でも練習を継続し、勝利を手にすることができた。本年度は少し方針を変え、コーチや学生に任せる方法も取り入れたところ、男子団体組手の12年振りの優勝につながった。本学スポーツ医科学センターの支援により学生に多くの学びがあるので、今後も新しい手法を取り入れ、空手界を引っ張っていく人材を育てていきたい」と決意が語られました。また、道場に設置した太鼓は、学生の士気向上が目的であり、守屋会長の思いが込められていると紹介しました。
選手代表として壇上に上がった男子主将の山本匡悟(医療技術学部4年)は「入寮説明会の際、全日本大学空手道選手権大会で4冠を達成すると宣言したことを覚えている。香川師範やコーチ、先輩方の指導のもと、学生全員が一つの寮で生活をする中で、お互い意見を伝え話し合い、その結果生まれたチーム力が優勝につながったと思う。感染対策ガイドラインの作成など帝京大学のサポートがなかったら、この結果は出なかった。今後頑張っていく後輩たちについても応援をお願いしたい」と感謝の言葉を口にしました。
女子副主将の石橋咲織(医療技術学部4年)は「2021年度は膝のじん帯を切ったり、世界大会に出場することで大学最後の団体戦への出場をあきらめたりと葛藤ばかりの一年だった。悩みもがいた中で出した決断だったからこそ、金メダルを獲得することができた。帝京大学では、技術面だけではなく人として大切なことを学び、成長する機会を与えてもらった。恵まれた環境にいられたことに対して、感謝の気持ちを忘れてはならないと思っている。部員同士が支え合うことで家族のような絆が得られた。この宝物のような縁を大切にしていきたい。練習環境、寮での生活、体調不良時やけがをした際の細かいサポートなど、何一つ不安に思うことなく空手に取り組む環境を整えてくれた冲永学長、大学の関係者のお陰でここまで来ることができた。この場で感謝の言葉を伝えることができて嬉しい。そして、コロナ禍で無観客試合になってしまっても変わらず応援してくれた保護者の方をはじめ関係者の方々に感謝している」と話しました。
報告会では、無観客試合だった大会映像の上映も行われました。全日本大学空手道選手権大会の男子団体組手決勝戦、全日本学生空手道選手権大会の男女個人形・個人組手の決勝戦、世界空手道選手権大会の女子組手50㎏決勝戦、男女団体形決勝戦の映像を見ながら、香川師範の解説とともに出場した学生や卒業生が試合を振り返りました。
部の新体制も発表となり、男子新主将の宮﨑光(医療技術学部3年)、女子新主将の澤江優月(医療技術学部3年)からは来年度に向けた意気込みが語られました。
そして、会の最後には、男女の個人形や団体形の演武が披露されました。舞台を目一杯使い、映像では伝わりきらない空気感や迫力が参加者に届きました。
報告会を締めくくるあいさつとして、空手道部顧問、本学法学部教授の鬼頭誠から「コロナ禍での報告会開催となったが、大会映像の上映や息づかいがわかる距離での演武が精一杯のおもてなしになった。多くの方に参加いただき感謝したい。学生のあいさつを聞いて、彼らの成長を感じた。日ごろの研鑽や忍耐が素晴らしい結果につながり、今日を迎えることができた。学生は4冠をめざしていくが、教員の立場としては、大学での4年間が社会への貢献へとつながり、明るい世界の光となる役割を担う人間に育っていってほしい」と思いが語られました。
今後の空手道部の活躍にもぜひご注目いただき、皆さまの温かい応援をよろしくお願いします。
2021年度の大会成績は以下の通りです(学生のみ)。
■個人
氏名/成績
石橋咲織(医療技術学部4年)
・第49回全日本空手道選手権大会(個人形)第3位
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人形)優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人形)優勝(2回目)
澤江優月(医療技術学部3年)
・第17回アジアシニア空手道選手権大会(個人組手68㎏超級)優勝
・第49回全日本空手道選手権大会(個人組手)準優勝
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人組手)優勝(2連覇・2回目)
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人組手)優勝(2連覇・2回目)
鈴木晃成(経済学部3年)
・第49回全日本空手道選手権大会(個人組手)準優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人組手)優勝
舟田葵(医療技術学部2年)
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人形)優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人形)優勝
■団体
大会名/成績
第25回世界空手道選手権大会
・女子団体形優勝(2連覇・2回目)
第17回アジアシニア空手道選手権大会
・女子団体形優勝(4連覇・4回目)
第65回全日本大学空手道選手権大会
・男子団体組手優勝(5回目)
・男子団体形優勝(2連覇・12回目)
・女子団体形優勝(11連覇・13回目)
第64回関東大学空手道選手権大会
・男子団体組手優勝(4連覇・15回目)
・女子団体組手優勝(12回目)
・男子団体形優勝(13連覇・19回目)
・女子団体形優勝(16連覇・16回目)
※掲載写真においてマスクを外しているのは撮影時のみです。
本年度の空手道部の活躍は、個人戦の全日本学生空手道選手権大会では4種目中3種目で優勝(3冠)、また団体戦の全日本大学空手道選手権大会の形の部で男女ともに優勝、男子団体組手が12年振りの優勝(3冠)という成績を収めました。
主催者あいさつとして、理事長・学長 冲永佳史は「昨年は実施が叶わなかった優勝報告会の開催を光栄に思う。コロナ禍でも感染対策を行いながら練習を継続し、実力を蓄えてきた。オリンピックが開催された2021年度はさまざまな出来事があったが、学生は乗り越え、素晴らしい結果を残した。このことは、空手道部が日々誠実に鍛錬に励み、学生自身が実力を発揮すべく頑張ってきた成果である。本学は「自分流」という教育理念を掲げ、この予測しえない社会においても、自分がすべきことを考えられる学生を育てており、空手道部はそれを具現化している。スポーツを軸とした研究活動を展開する環境が整う八王子キャンパスにおいて活動する学生たちを、今後も安心して見守ってほしい」と話し、優勝報告会参加に対する感謝の意を述べました。
本学空手道部監督・師範 香川政夫からは、素晴らしい報告会開催に対する感謝と日ごろの支援に対するお礼が述べられた後、2021年度はコロナ禍での非常に大きな出来事があったと話し始め、「今まで空手道部を支えてきたOB・OG会会長の守屋武さんが亡くなり、辛い時期があった」と明かしました。その状況下でも「学生や卒業生が素晴らしい成績を収めてくれたことがこの上ない喜びとなった。1998年から掲げている真向勝負というスローガンのもと、逃げずに自分で乗り越える力を蓄えるために稽古をしてきた。大学の配慮により、コロナ禍でも練習を継続し、勝利を手にすることができた。本年度は少し方針を変え、コーチや学生に任せる方法も取り入れたところ、男子団体組手の12年振りの優勝につながった。本学スポーツ医科学センターの支援により学生に多くの学びがあるので、今後も新しい手法を取り入れ、空手界を引っ張っていく人材を育てていきたい」と決意が語られました。また、道場に設置した太鼓は、学生の士気向上が目的であり、守屋会長の思いが込められていると紹介しました。
選手代表として壇上に上がった男子主将の山本匡悟(医療技術学部4年)は「入寮説明会の際、全日本大学空手道選手権大会で4冠を達成すると宣言したことを覚えている。香川師範やコーチ、先輩方の指導のもと、学生全員が一つの寮で生活をする中で、お互い意見を伝え話し合い、その結果生まれたチーム力が優勝につながったと思う。感染対策ガイドラインの作成など帝京大学のサポートがなかったら、この結果は出なかった。今後頑張っていく後輩たちについても応援をお願いしたい」と感謝の言葉を口にしました。
女子副主将の石橋咲織(医療技術学部4年)は「2021年度は膝のじん帯を切ったり、世界大会に出場することで大学最後の団体戦への出場をあきらめたりと葛藤ばかりの一年だった。悩みもがいた中で出した決断だったからこそ、金メダルを獲得することができた。帝京大学では、技術面だけではなく人として大切なことを学び、成長する機会を与えてもらった。恵まれた環境にいられたことに対して、感謝の気持ちを忘れてはならないと思っている。部員同士が支え合うことで家族のような絆が得られた。この宝物のような縁を大切にしていきたい。練習環境、寮での生活、体調不良時やけがをした際の細かいサポートなど、何一つ不安に思うことなく空手に取り組む環境を整えてくれた冲永学長、大学の関係者のお陰でここまで来ることができた。この場で感謝の言葉を伝えることができて嬉しい。そして、コロナ禍で無観客試合になってしまっても変わらず応援してくれた保護者の方をはじめ関係者の方々に感謝している」と話しました。
報告会では、無観客試合だった大会映像の上映も行われました。全日本大学空手道選手権大会の男子団体組手決勝戦、全日本学生空手道選手権大会の男女個人形・個人組手の決勝戦、世界空手道選手権大会の女子組手50㎏決勝戦、男女団体形決勝戦の映像を見ながら、香川師範の解説とともに出場した学生や卒業生が試合を振り返りました。
部の新体制も発表となり、男子新主将の宮﨑光(医療技術学部3年)、女子新主将の澤江優月(医療技術学部3年)からは来年度に向けた意気込みが語られました。
そして、会の最後には、男女の個人形や団体形の演武が披露されました。舞台を目一杯使い、映像では伝わりきらない空気感や迫力が参加者に届きました。
報告会を締めくくるあいさつとして、空手道部顧問、本学法学部教授の鬼頭誠から「コロナ禍での報告会開催となったが、大会映像の上映や息づかいがわかる距離での演武が精一杯のおもてなしになった。多くの方に参加いただき感謝したい。学生のあいさつを聞いて、彼らの成長を感じた。日ごろの研鑽や忍耐が素晴らしい結果につながり、今日を迎えることができた。学生は4冠をめざしていくが、教員の立場としては、大学での4年間が社会への貢献へとつながり、明るい世界の光となる役割を担う人間に育っていってほしい」と思いが語られました。
今後の空手道部の活躍にもぜひご注目いただき、皆さまの温かい応援をよろしくお願いします。
2021年度の大会成績は以下の通りです(学生のみ)。
■個人
氏名/成績
石橋咲織(医療技術学部4年)
・第49回全日本空手道選手権大会(個人形)第3位
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人形)優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人形)優勝(2回目)
澤江優月(医療技術学部3年)
・第17回アジアシニア空手道選手権大会(個人組手68㎏超級)優勝
・第49回全日本空手道選手権大会(個人組手)準優勝
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人組手)優勝(2連覇・2回目)
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人組手)優勝(2連覇・2回目)
鈴木晃成(経済学部3年)
・第49回全日本空手道選手権大会(個人組手)準優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人組手)優勝
舟田葵(医療技術学部2年)
・第65回全日本学生空手道選手権大会(個人形)優勝
・第49回関東学生空手道選手権大会(個人形)優勝
■団体
大会名/成績
第25回世界空手道選手権大会
・女子団体形優勝(2連覇・2回目)
第17回アジアシニア空手道選手権大会
・女子団体形優勝(4連覇・4回目)
第65回全日本大学空手道選手権大会
・男子団体組手優勝(5回目)
・男子団体形優勝(2連覇・12回目)
・女子団体形優勝(11連覇・13回目)
第64回関東大学空手道選手権大会
・男子団体組手優勝(4連覇・15回目)
・女子団体組手優勝(12回目)
・男子団体形優勝(13連覇・19回目)
・女子団体形優勝(16連覇・16回目)
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※掲載写真においてマスクを外しているのは撮影時のみです。
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